保育園ではなく幼稚園を選んだ理由
*今日の記事は、公立認可保育園の入所を断る(その2)の続きです。
以前の記事で書いたように、次男については公立認可保育所の入所承諾を2回も断ることになってしまった。
2年前、同じ自治体の認可保育所を全部落ちしたことを考えると、わずか2年後に認可保育所への入所がこんなに楽になっている状況が信じられない。
今、幼稚園で次男が丁寧に見守って頂いていることを考えると、保育園ではなく幼稚園を選んで大正解だったと思う。
今日は、保育園ではなく幼稚園を選んで良かったと思う理由を書いてみる。
幼稚園:3歳まで家庭で過ごした子どもがはじめて集団生活を送るのに適した場所
幼稚園は、3歳4歳まで家庭で過ごしてきた子どもがはじめて集団生活することを前提としてカリキュラムが組まれている。
幼稚園では慣らし保育も短時間から始め、時間をかけて徐々に慣らしていく。
一方で、保育園は何歳児であっても、入園するといきなり集団生活が始まる。
保育園に入ったら、いきなり給食・いきなり昼寝・いきなりトイレだ。
この違いは次男にとって大きいと思った。
次男のように集団適応に不安がある子どもは小規模の幼稚園が向いている。
幼稚園は慣らし保育に柔軟に対応してくれた。
次男が通う幼稚園では慣らし保育に柔軟に対応してくれる。
次男が通う幼稚園は、母子分離ができない子どもの場合、子どもが幼稚園に慣れるまで保護者がしばらくの間付き添ってよいという方針だ。
保育園の園長先生の考え方
それとは対照的に、入所承諾をもらった第1希望の認可保育所からは付き添いは初日のみ可・2日目以降は付き添い不可といわれた。
第1希望の認可保育所の保育園の園長先生はこうおっしゃった。
「ほかのお子さんのことがありますので、慣らし保育について特別扱いできません」
と。
口には出さないけれども
「ほかのお子さんだって、お母さんがいないのを我慢しているんだから」
「赤ちゃんだって登園2日目から保護者付き添いなし。3歳児は当然、保護者付き添いなしでしょう」
というニュアンスが園長先生から伝わってきた。
そうは言っても、3歳過ぎて周りが見えているからこそ、むしろ3歳児のほうが乳児よりも慣れるのが難しい場合だってある。
生活習慣の変化
次男は現状、ひとりで食べない(家では)・おむつが外れていない・昼寝しない状態だ。
そんな中で、いきなり保育園に放り込んだ場合、クラスのほとんどがおむつが外れている・給食で慣れないものを食べなければならない・眠くないのに昼寝をしなければならない…と慣れないことのオンパレードだ。
幼稚園ならば、昼寝なしで早く帰れる・お弁当だから量を調整できるし好きな食べ物を入れられる・おむつが外れていない子だってまだ結構いる。
そう考えると、保育園よりも幼稚園のほうが次男にとってストレスが少ないと思った。
3歳から保育園~昔はたくさん居たけれど
「3歳児クラスから保育園に通い始める」子どもは昔は結構いた。
実は、私もそのひとりだ。
「保育園に通い始めるならば3歳から」という認識が当時あったと思う。
けれども、今は3歳前から保育園に通い始める。
それに0~2歳児に関しては待機児童がたくさんいるので、 認可保育所に入れずに認可外に通う子どもも多い。
我が家がある自治体では実際、認可保育所の3歳児クラスに入園する子どもたちのほとんどは0~2歳児クラスの頃から認可外保育所に通っていた子どもだ。
3歳児から保育園に通い始める子ども(つまり、認可保育所の3歳児クラスが集団生活のデビューだという子ども)は例外的なのだ。
保育園の3歳児クラスを集団生活のデビューの場にすることは、場所見知り・人見知り・内気な次男にはハードルが高すぎる。
だから保育園はあきらめることにした。