まるで70年代中央線沿線なひと
このブログで今まで取り上げてきた話題として整体・ヨガがある。
先日、坂本龍一氏の著書「音楽は自由にする」を読み直していた。
70年代中央線沿線ヒッピー
同著で坂本氏が70年代初めに活動していた中央線沿線でヒッピーと呼ばれる人たちの間で流行っていたものとして、整体・ヨガ・合気道・農業を挙げていた。
私はもちろん70年代に中央線沿線でヒッピーをしていた年代ではない。
けれども、最近自分が興味のあること・自分がやっていることが、70年代に中央線沿線で尖っていたひとたちがやっていたこととあんまり変わらないことに驚く。
70年代といえば、もう50年近く前。
半世紀前の話なのだ。
まるで半世紀前に流行っていたことを自分が今追いかけているようだ。
なんだか自分が時代遅れのことをやっているように思えてくる。
そうではなくて、70年代に整体・ヨガ・合気道・農業などに傾倒していた人たちのほうが先見の明があったということかもしれない。
もし自分が70年代当時中央線沿線に住む若者だったら、整体やヨガ、合気道、農業にハマっていたのだろうか。
もちろん、私は70年代中央線沿線な人に憧れて整体やヨガを始めたのではない。
ヨガも整体も個人的にやっていることだけだ。
どれもこれも、どこかの団体にすすめられて始めたわけではない。
今もどこかの団体に属していない。
特定の政治団体・宗教団体を支持しているわけではない。
うさん臭さ
そういえば、ヨガも整体も、なんとなくうさん臭さを感じる人が一定数いると感じている。
ヨガに対するうさん臭さは30年近く前の地下鉄サリン事件がまだ影響しているのかもしれない。
ヨガ・整体からは脱原発・自然療法・マクロビ・左翼の香りがするらしい。
特に整体については、整体と聞くと拒否反応が示す人が半数はいる感じだ。
昔から親しくしている友人も「整体」と聞くと拒絶反応を示す。
良い先生だと伝えても、整体の施術を受けることにあまり乗り気ではない。
その一方で、整体にすごく興味を示す人もいる。
整体に対する考え方の違いが面白い。