保育園入園から10年以上過ぎた今

長男は0歳児クラスから保育園に通っていた。

いうなれば、長男が保育園に入園してから早10年以上が過ぎたということだ。

伝わってくる話では、長男の保育園時代の同級生の半数以上は私立中学を目指して中学受験をするらしい。

中にはスポーツで華々しい活躍している子もいる。

0歳で保育園に入園して、赤ちゃんの頃頃から延長保育を利用し、毎日、帰宅時間が19時・20時だった同級生も多い。

ごく小さい頃から保育園で長い時間過ごす生活を送ってきた子どもたちが猛勉強して中学受験をしたり、スポーツを頑張ったりするのを見ていて、息切れせずに頑張れるのが本当にすごいなあと感心する。

長男の同級生たちのほとんどが長男と同じように、保育園を卒園したあとは学童クラブに通っていた。

そして、小学校高学年になって中学受験の勉強が始まれば土日は塾で、少年スポーツをしていれば土日は試合だ。

長男の保育園時代の同級生たちは、赤ちゃんの頃からずっと息つく暇がないんじゃないか?

当の彼ら彼女らも、自分が忙しく過ごしてきたことに気づいていないんじゃないか?

どうやって息抜きしているのだろう?

長男が小学校に入ってから私は仕事を辞めたので、その後は長男はわりとのんびり過ごしている。

中学卒業までは、本来幼い頃に過ごすべきゆったりとした時間を取り戻してもらいたいと思っている。

本来は、小学校に入学するまでの間は自分のペースでのんびり過ごし、小学校中学校と進むにしたがって忙しくなるのが筋なのだろう。

けれども、私が仕事をしていたという都合上、長男を早く保育園に通わせてしまったことをちょっと後悔している。

今の子どもは総じて、音や映像などの情報に囲まれ過ぎている。

子どもが小さい頃は特に、ぼんやり過ごす時間が必要だと思う。