ポジティブな転園のすすめ
新しい環境に馴染むには誰だって時間がかかるものだ。
だから本来は、必要に迫られない限りは転園はしないに限る。
転園というと、なんだか後ろ向きな負け犬みたいな印象すらある。
でもそんなことはない。
たまたま今通っている園がこどもに合わないだけだ。
転園は選択肢のひとつ
3年保育の幼稚園や保育園に通っていて、保育内容に惹かれて2年保育中心の幼稚園に転園する人もいる。
お受験をして2年保育の幼稚園に入園する人もいる。
こういう場合、転園前に通っていた園の側からすると「うちの園でなにか至らないところがあったのか?」と思うみたいだ。
実際に園に通わせてみて、行事や保育内容が子どもにまったく合っていないと感じる人もいるだろう。
こどもの気持ち・こどもの育ちよりも見栄え優先の運動会・学芸会をする園はまだまだ多い。
今通っている園がどうしても合わない・カリキュラムがこどもに向いていないと思ったら、ポジティブな転園をおすすめする。
あと1か月ほどで新学期を迎える。
新学期は転園する良いチャンスだ。
合わないものは合わない
いくつかの幼稚園のプレ保育に次男と参加してみて、合わない園はやっぱり合わないとつくづく思った。
次男は何でもそれなりこなすタイプだ。
けれども、次男はやらされる感があるものに抵抗する。
だから設定保育中心の園に入れたら合わなかったと思う。
子どもを園に合わせるのではなく、子どもに合わせて園を選ぶことが大切だと実感した。
転園先の園を選ぶ
2年保育枠がある園
転園して途中入園すると、子どもはいわゆる転校生扱いになる。
2年保育枠がある園ならば、2年保育で入園してくる子どもがほかにもいるので、転園生もその中にうまく紛れることができる。
それに2年保育枠で4歳児クラスからの転入ならば、子どもたちのグループがまだ固まっていないので馴染みやすい。
3年保育組の保護者で仲良しグループが出来上がっていても、2年保育枠があると新入生の保護者がいるから安心だ。
公立園か、自由保育中心の私立園
我が家の次男みたいにカチッとしたカリキュラムの園にこどもがどうしても合わないときは、公立園か自由保育中心の私立園が良いと思う。
転園生が多くて転園生に慣れている園であれば、途中からの転入生に対して転園の理由をあれこれ詮索されることは少ない。