入って後悔するかもしれない高校:スポーツ強豪校
最近、中学・高校の掲示板の口コミ情報をよく見ている。
なかでもスポーツ強豪校に通う生徒の口コミを読むと「入学して後悔している」というコメントをよく目にする。
スポーツ強豪校への入学をなぜ後悔しているのかというと「スポーツ強豪校で一般入試組はスポーツ推薦組と比べて推薦が取りにくい場合が多い」らしく、一般入試組は推薦が取りにくいからのようだ。
スポーツ推薦組への配慮
スポーツ推薦組の授業では、たとえば、
・定期試験の問題が簡単
・定期試験の直前に配られる穴埋めプリントの問題がそのまま定期試験に出る
など、
スポーツ推薦組が良い成績をとれるように学校側が配慮しているケースがある。
要するにスポーツ強豪校では、スポーツで活躍している生徒が大学でも引き続き活躍できるよう「スポーツ推薦組が優先して推薦をとりやすくさせている」らしい。
一方、大学側もスポーツで大学の宣伝になるような生徒を入学させたい。
この点で、高校(スポーツ強豪校)と大学はwin-winの関係だ。
スポーツ推薦組の言い分
スポーツ推薦組からすれば、学校の定期試験の時期とはお構いなしに競技大会が開催されるのは日常茶飯事。
そんな中で「学業もスポーツも全力で取り組みなさい」なんて無理な話だ。
それはスポーツ推薦組の生徒に酷過ぎる。
スポーツ推薦組からすれば、一般入試組のように勉強する時間がないのだから、定期試験でスポーツ推薦組に対する学校側のヘルプがあって然るべき、と思うのは当然だろう。
割を食うのは一般入試組
結局、割を食うのは一般入試組のようだ。
ただでさえ高額な学費は、スポーツのための立派な設備費用や人件費に消えていく。
私学だから客商売・スポーツでお客を呼び込むのは自由だ。
スポーツ強豪校に入学して得をするのはスポーツ推薦組、という事実は変わらない。
一般ピープルはスポーツ強豪校に入学しないほうが無難だ。