少年スポーツの指導者というもの
先日、次男が少年サッカーの体験レッスンに参加した。
結論から言うと、少年サッカー教室は止めることにした。
このまま少年サッカーを習い続けるとサッカーが嫌いになってしまうと思ったからだ。
サッカーの指導者はちゃんとしていると以前書いた(サッカーを習い始める)。
けれども、必ずしもそうとはいえなかった。
大声でまくしたてる指導者と話を聞かないこどもたち
次男が参加した体験レッスンでは、小学校入学前のこども20人に対してコーチが1人で教えていた。
小学校入学前で、しかもサッカー好きな元気なこどもたち20人を相手にコーチが1人でサッカーを教えなければならない。
こどもたちは放っておくとどんどん勝手なことをする。
それに対して、コーチは終始大声を出して指示をとばしていた。
怒鳴るまではいかなかったけれども、コーチは最初から最後まで大声でまくしたてていた。
たとえば
「勝手にボールにさわるな!」
「早く集まれ~」
「そこ、ボールを投げるな!」
「そこ、ケンカしないで!」
「そこ、こっちみて聞いて!」
と言った具合。
何を言っても指示に従わないこどもたちが必ず何人かはいる。
コーチがひとりで大声を出して指示に従わせようとしても、何人かの子どもたちは必ず別のことをしている。
常時大声でまくしたてても話を聞いてもらえないコーチの姿を見て、幼稚園や保育園で子どもたちへの対応を勉強してくればいいのにと思った。
次男が通う幼稚園では、先生方が声を張り上げてこどもたちに指示をとばすなんてことは絶対にしない。
幼稚園の先生方は、大声を出さずに子どもたちの興味を引きつけるための工夫・勉強を色々しているに違いない。
少年スポーツの指導者というもの
ところで、大声でまくしたてる指導者は少年サッカーに限らず、ほかの少年スポーツにもいる。
大声を出さずにこどもたちを指導するにはどうしたらいいか、少年スポーツの指導者はきちんと勉強したほうがいいと思う。
サッカーを嫌いになってほしくないからサッカー教室をやめる
はじめて参加したサッカー教室で次男はボールにほとんど触れる機会がないまま終わった。
なにせこどもたち20人にコーチが1人しかいないのだから、ボールにほとんど触れない子どもたちがいても仕方がない。
コーチはただただ実践形式でボールを追いかけさせるだけ。
年少のこどもたちは年上のこどもたちに追いつけず、ボールに触れない。
年少のこどもたちは面白いはずがない。
大声でまくしたてられ、ボールにほとんど触れないサッカー教室に参加し続けてもサッカーが嫌いになるだけ。
このサッカー教室にはもう参加しないことにした。
一度サッカーが嫌いになったら、次男は二度とサッカーをやろうとは思わないかもしれない。
安かろう悪かろう的なサッカー教室の存在を関係者はどう思っているのだろう。
コーチだけが悪いのではない
今回のサッカー教室では、こどもたち20人に対してコーチが1人しかいなかった。
コーチの数が少ないのはコーチ自身の責任ではない。
コーチの数が少ないのは、今回のサッカー教室を運営している会社が人件費をケチっているせいだ。
コーチを増やせばそれだけ人件費がかかって利益が出ない。
このサッカー教室を運営している会社は地元界隈(少なくとも私の周りでは)でケチで有名だ。
少年スポーツ教室を選ぶ際はどういう団体が運営しているかをきちんと確認しないとダメということが身に染みてわかった。