保護者支援って何だろう

次男が通っている園は、
素晴らしいところがたくさんある。

そのひとつは、
先生方が、保護者に明るく声をかけてくださることだ。

園長先生・副園長先生をはじめとして、
担任の先生やほかのクラスの先生からも、
短い時間であっても明るく話しかけて下さる。

次男がこんなことができるようになったとか、
こんな遊びをしていたとか、
機会を見つけて話をしていただける。

 

保護者は「教育されるべき存在」か

対照的に、
以前プレに通った園では、
先生から声をかけられることはあまりなかった。
なんというか、
園が常に保護者を上から見下ろしていた感があった。

その園はまるで、
「保護者への教育も先生の仕事のひとつ」
だと思っているフシがあった。

その園の園長先生の言動からは、

「保護者もこどもと同じく未熟な存在だから教育されるべきもの」

という思いが感じられた。

昭和の時代の母親のように、
卒業と同時に就職せずに結婚する女性や、
就職して数年で寿退社する女性が大半ならば、
社会経験が少ない母親にマナーを教える意義も大きいだろう。

でも今の時代、
社会人経験がある母親がほとんどだ。

マナーに欠ける言動をして恥をかくのは母親本人なのだから、
他人に迷惑をかけるものでなければ、
放っておけばよい・上から目線でご指導いただかなくてもいい、
と思ってしまう。

 

保護者支援≠保護者教育

個人的には、

保護者支援≠保護者教育

だと思っている。

次男が通っている園では、
早寝早起き・交通ルールを守るなど、
保護者として守るべき基本的なことについての呼びかけはあるけれども、
決して上から目線ではない。

登園・降園のひととき、
先生方と少しの時間、お話させていただくだけでも、
なごやかな気持ちになる。

そんな保護者支援が、
保護者であるわたしにとってありがたい。

今振り返ってみても、
この園を選んで良かったと心から思っている。