入浴剤にまつわる困った話

以前は入浴剤をよく使っていた。

仕事で体の芯まで疲れて切っていたからだ。

精油が配合されたバスソルトが一番の好みだった。その次のお気に入りは漢方薬入りの入浴剤だ。

 

バスソルト

精油入りバスソルトのお気に入りはクナイプ。近所の薬局でも購入できる手軽さが嬉しい。

クナイプには精油が配合されていて、気分に応じて好きな香りを選んで使っていた。

ところが、ある種類の精油入りバスソルトを何度か使ったとき、入浴後に全身の皮膚にかゆみが生じ、赤く腫れることがわかった。

特定の精油入りのバスソルトを使った時だけ、そうなるのだ。一方で、同じブランドの違う種類のバスソルトでは、そういうことはいっさい起きなかった。

おそらく特定の成分にかぶれたのだろう。

イナバの雪ウサギのように肌がひりひりした。

わたしはいわゆるアレルギー体質ではないので、最初はなぜかゆいのか分からなかった。

入浴後、同じバスソルトを使った時だけかゆみが出ることに気づいた。アレルギー反応だったこと自体に驚いた。

 

漢方薬

ところで、お風呂の残り湯を洗濯に利用しているご家庭は多いだろう。

精油入りバスソルトを使ったお湯で選択すると、ほんのりと精油の香りが残っていることがある。

精油の香りは香しいので、洗濯物にほんのりと精油の香りが残っていても問題ない。

ところが、漢方薬の入浴剤入りのお湯で洗濯した場合、どんな雑菌が繁殖するのか分からないが、おそろしいほどの悪臭が漂うことがある。

特に今のような湿気が多い季節に漢方薬の入浴剤入りの残り湯で洗濯すると、漢方薬の成分が衣類に残り、その成分目当てに菌が繁殖するのか、衣服がどうしょうもないほどの悪臭を発するのだ。

菌にとっても漢方薬の成分は体に良く美味しくて食べたくなるものなのだろうか。