移民とフレンチ・ドリーム

今日の未明、ワールドカップ・サッカーの決勝戦(アルゼンチン対フランス)があった。

長男はその試合を途中まで観ていたものの、睡魔には勝てずに寝てしまい、試合中継中のテレビがついたままになっていた。

テレビを消そうとしたらちょうど、後半、フランスが同点に追いついたところだった。

私はふだんサッカーには興味がないのでサッカーの試合を観ない。

けれども今日はテレビを消そうとした時点で、あと10分ほどで試合終了の時間だったので、最後まで試合を観つづけることにした。

ということで、今日の未明、試合の最後のところだけひとりで決勝戦を観ていた。

決勝戦ということもあり両者とも強豪チームで、出場しているのは超一流の選手たちばかりである。

超一流のサッカー選手というのは、ボールを保持してからのスピード感・リズム感が圧倒的に優れていて、自分のリズムでゴールまでボールを持ち込む力に長けているのがよく分かった。

 

移民選手

2022年ワールドカップ決勝戦(アルゼンチン対フランス)をテレビで観ていて気づいたことは、テレビに映るフランスチームのメンバーは、アフリカや中東にルーツを持つと思われる有色人種が中心であり、フランス人の主流であるラテン系民族らしき選手はフランスチームには数人しかいないことだ。

フランスの選手の多くは移民出身なのだ。

フランス代表と移民選手の歴史。INFの真実はフィジカルへの傾倒 | footballista | フットボリスタ

移民にとってサッカー選手になることは、貧困を抜け出すためのアメリカンドリームならぬフレンチドリームなのだ。

フランスのみならずヨーロッパにおいて移民問題は、議論を避けて通れない問題である。

試合を観ていてそんなことを思った。