美智子さまの衣装道楽
ここ1年ほどの間、公務で佳子さまがお召しになっている服は以前と趣向が変わっていることに、多くの人が気づいていると思う。
以前は淡い色のお洋服を着ていることが多かった佳子さま。
だが、最近の佳子さまは、鮮やかな赤や緑などの服をお召しになっている。
佳子さまは、服に自分らしさを表現しているのだろう。
とはいえ、上皇后陛下(美智子さま)が一時期よくお召しになっていた服と比べれば、佳子さまがお召しになっている服はまだまだオーソドックスなものだと思う。
美智子さまの衣装道楽
美智子さまの「衣装」の変遷について分かりやすくまとめられたサイトがある。
このサイトには美智子さまの衣装が時系列で並んでいる。
美智子さまは、1984年前後から肩周りを強調した服をお召しになり始めたようである。
1984年以前は、肩パッドをガッチリと入れたような服はお召しになっていない。
それが1984年以降、美智子さまはある種「独特な」お洋服を採用し始めた。
美智子さまの服はどうみても既製品ではなく、当然に1点もののオーダーメードだと思うが、どれもこれも、ほかではみたことがないようなデザインのお洋服である。
しかも、素人の私が見ても、生地・縫製・刺繍にとてもお金がかかっている衣装のようにみえる。
美智子さまが不思議なお洋服を着るようになった1984年前後というと、昭和天皇が80歳を超えて体力が少しずつ低下し始めた頃だ。
昭和天皇の影響力が低下し始めたその頃から美智子さまは、ご自身の裁量で自由に衣装を作れるようになった、と言うことなのだろう。
当時はバブル景気で、世の中全体が浮かれていた。
だから美智子さまの衣装の費用を気にする庶民はほとんどいなかった。
ところが今は不景気で、皇族が「不思議な」衣装に湯水のようにお金を使うことなんて到底許されない時代になった。
30~40年前に、皇族が「独特な」衣装を次々に作っても許される時代が確かにあったのだ。