コロナ感染後・においがしないので嗅覚訓練をはじめた

夫のコロナ陽性が判明し、わたし自身もだるさで動けなくなった。

発症から4日目、だるさがおさまった後、「においがしない」ことに気づいた。

鼻水がほとんど出ないのに「においがしなくなる(嗅覚消失)」ことは普通の風邪ではありえない。

わたし自身はコロナウイルスの検査を受けていないけれども、コロナ感染を確信した。

 

「においがしない」不都合をあらためて認識する

嗅覚がなくなったといっても、わたしの場合、嗅覚は完全になくならなかった。

にんにくなどの強烈なにおいがするものは、きちんとにおいがする。

とはいえ、もともと強烈なにおいがするにんにくも通常の3分の1くらいしか匂わない。

わたしの場合、自分の汗のにおいがしなくなった。これは結構、困ることだと気づいた。

自分の体臭がにおわないと、まわりの人に不快な思いをさせているかが分からないからだ。

からだがだるいせいで、数日間入浴できなかったが、なにせ自分のにおいがしないので、自分がくさいかどうかが分らなくなる。

「嗅覚がなくなることは、こんなに大変なことだったんだ」と認識させられた。

わたしは嗅覚には自信があるほうだったから、嗅覚がなくなったことはかなりショックだ。

 

嗅覚訓練をはじめた

発症から早い段階から嗅覚訓練を始めると、嗅覚の回復が早いという記事をみつけた。

そこで、わたしも、発症から4日目から自分で嗅覚訓練を始めた。

なにせ嗅覚訓練は自宅でお金をかけずに自分でできることだから助かる。

嗅覚訓練でやったことは、「精油(3種類)を1日何回も繰り返して嗅ぐ」ことだ。

できるだけいろんな種類のにおいをかいだほうがいいそうだ。

そこで、嗅覚訓練のほかにも、化粧水その他においがするものを毎日かぐようにしている。

 

嗅覚訓練の結果

おそろしいことに、訓練初日は、精油のふたをあけてもにおいがほとんどしなかった。

手元にあった精油は、レモンユーカリ・ジャスミン・ローズマリー。

どれもふだんは特有の強いにおいがするものばかり。

においがしないことは結構ショックだった。

それが、訓練2日目、3日目、4日目と進むにつれて、だんだんにおいがするようになってきた。

嗅覚は半分くらい戻ったと思う。

でも、まだまだだ。

最初は、鼻の穴ではにおいがしなくて、鼻の奥のほうではにおいがするような感じだったのが、徐々に、普通ににおいがするようになってきた。

なんだか記憶を呼び覚ますかのごとく、精油のにおいを毎日嗅いでいる。

 

金木犀の香りに感激する

昨日、久しぶりに買い物するために外出したら、街中いたるところで金木犀(きんもくせい)の強い香りがした。

ちょうど今は金木犀が咲く頃なのだと気づいた。

今年ほど、金木犀の香りを嗅げることが嬉しかった年はない。

 

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