家族が別々のピアノ教室に通うメリット

わが家は現在、長男・次男・わたしの3人ともピアノを習っている。

実は、3人とも別のピアノ教室に通っている。

あえて最初から別々のピアノ教室に通おうと決めていたわけでない。

結果として、そうなった。

今となっては家族3人それぞれが別々のピアノ教室に通っていて良かった、と思う。

 

長男の場合

長男は、ベテランの先生にピアノを習っている。

長男が通うピアノ教室は大人の生徒さんが多い。

大人の生徒さんの希望や経験に合わせた教材を使ってピアノレッスンをしている。

不器用な長男にピアノを教えるのは、高齢の生徒さんへの指導と相通じるものがあると思う。

決して上達が早いとはいえない長男を上手く導いていただいている。

 

次男の場合

次男は、若くて情熱がある先生にピアノを習っている。

以前は、次男は長男と同じベテラン先生にピアノを習っていた。

次男、ベテラン先生にピアノを習い始めた当初は楽しくピアノ教室に通っていたけれど、次第にピアノレッスンを嫌がるようになった。

次男はとても器用で、長男に比べてピアノの上達が早い。

 

ところが、ベテラン先生からは「こどもが使用する教材はぴあのどりーむ」と指定されていた(大人の生徒は教材を自分で選べる)。

次男は次第にぴあのどりーむが退屈になっていった。

 

でも、長男が通うピアノ教室では発表会の曲を生徒自身が選べなかった。

こどもたちは発表会で先生が指定した曲を練習して弾く(大人の生徒は発表会の曲を自分で選べる)。

裁量の余地が少ないことにも次男は嫌気をさしていた。

そして、発表会を聞いていても素敵な曲が少ない(私は先生と感覚が違うのだと思う)。

 

そこで、次男は、長男とは別のピアノ教室に通うことにした。

今は、柔軟に対応してくださるピアノの先生について、次男は楽しくピアノを練習している。

 

わたしの場合

わたしは、長男・次男とは別のピアノ教室に通っている。

わたしに指導をしてくださっている先生は素晴らしいピアニストだ。

発表会の選曲も素晴らしい(私は先生と感覚が似ているのだと思う)。

 

家族3人が別々のピアノ教室に通うメリットのひとつは、それぞれの先生からいろいろな教材や指導法を知ることができることだ。

たとえば、長男・次男が練習している曲をわたしも練習できるし、次男が使っている教材を使って私も練習している。

 

家族みんなが、ほかの家族が練習している曲を耳にする。

だから、たとえば、長男が発表会で弾いた曲と同じ曲を私が発表会で弾いて楽しんでいる。

家族みんながピアノを習っていると、相乗効果で楽しみが倍増するのだ。