今まで出会った園長先生
次男が通っている幼稚園・長男が通った保育園・次男がプレに参加した幼稚園を見てきた。
園長先生といっても色々なタイプがいるなあ…と実感している。
この辺のことについては以前も書いた(カリスマ園長)。
長男が通っていた2つの保育園の園長先生も、タイプがそれぞれまったく違っていた。
園長先生が同族経営園の親族である園
子ども好きには見えない
長男が最初に通っていた保育園は同族経営の保育園だった。
そこの園は同族経営だと後から分かった。
そこの園長先生は経営者の親族だということも後から知った。
そこの園長先生はどうみても子ども好きには見えなかった。
こどもに対する園長先生の受け答えの様子に、子どもへの親しみが感じられなかった。
たとえばどんな様子に違和感があったのかというと…そこの園長先生は、保育士さんのように子どもに目線を合わせて話しかける様子がなかった。
そうしたら案の定、そこの園長先生は理事長の親族で、保育士ではなかった。
園長先生の姿をみかけない
そこの園では園長先生の姿をあまり見かけなかった。
実質的な経営を副園長以下に任せていたようだった。
後に園長先生が理事長の親族だと聞いて、なるほどそういうことかと思った。
私立園(社会福祉法人)には同族経営の園があり、親族が園長をやっているところがある(もちろん全部の園ではない)。
同族経営の園には独特の雰囲気を感じる。
それが良い方向に働く園もある一方で、園長先生に職員がものを言えなくなるという悪い方向に働く園もある。
ほかの園より一段低くみられることを気にする園長先生
長男が次に通った公立保育園の園長先生は、同族経営園の園長先生とは対照的で、保育士出身でこどもへの目線が優しい方だった。
その園長先生はリーダーシップがあって良い方だったと思う。
けれども、ただ1点気になったことがある。
その園長先生が「そこの保育園が、幼稚園やほかの保育園より一段低くみられている」ことをとても気にしていたことだ。
公立保育園が低く見られていることに納得がいかない様子だった。
昔から、幼稚園は教育施設・保育園は福祉施設だという理由で、保育園を幼稚園よりも低く見ている人がいるのは確かだ。
それに加えて最近では、保育園でも体育指導やリトミックなどのお稽古事を導入しているところが多い。
公立保育園の保護者からも、お稽古事を導入してほしいという声をよく聞いた。
ほかの園よりも教育レベルが低いと保護者に思われることが、その公立保育園の園長先生はとても嫌だったようだ。
私自身は、そういうお稽古事の時間がなくて自由保育中心のところが気に入ってその園を選んだ。
けれども、園長先生は逆に「公立保育園はお稽古事がある園と違ってただ遊ばせているだけ」と思われることが嫌みたいだった。
そして、ほかの園と同じような「体育プログラムの成果」を運動会で披露しはじめた。
こちらとしては、遊び中心のところが良いと思って園を選んだのに「体育プログラムの成果」などを運動会で見せられることになり、少々ガッカリしたのが本音だ。
園を選べないという保育園事情
長男が通った保育園2園はどちらも悪い保育園ではなかった。
けれども、どちらについてもしっくりこなかった。
認可保育園の場合、役所が園を選考するので園を保護者が選べない。
このことが、私がしっくりこない一番大きな理由かもしれない。
対照的に、次男の幼稚園は自分自身で選べて本当に満足している。
次男が今通っている幼稚園に長男を通わせてあげたかったと今さらながら思う。