うんざりだった今年の保護者会
新学期を迎えて、今、どこの学校でも保護者会のシーズンだ。
新学年になって初めての保護者会は、担任との初顔合わせを兼ねる。
でも、年によってはウンザリする内容のこともあるのだ。
今年の保護者会
今年の保護者会は、保護者達による「担任ヨイショ大会」と化した。
毎年ではないけれど、今まで何回か、保護者会が「担任ヨイショ大会」になったことがある。
「担任ヨイショ大会」、つまり、保護者の自己紹介のとき、9割近い保護者が担任をヨイショしていたのだ。
ヨイショコメント
たとえば、保護者の自己紹介のとき、
・担任が若ければ、「担任の先生がお兄さん(お姉さん)みたいで、お兄さん(お姉さん)ができて嬉しいと子どもが喜んでいます!」
・担任がベテランであれば、「人気がある〇〇先生が担任になったと聞いて、妹(兄、弟、または姉)が羨ましがっています!」
など、歯の浮くようなコメントが続く。
正直な話、
「新卒の先生が担任になったら指導力が不安じゃないのか?」
「お世辞ばっかり言うと、ベテランの先生が図に乗るんじゃないのか?」
と私は思うのだが。
もちろん、担任の先生に気持ち良く仕事をしてもらうことは大切である。
しかし、9割近くの保護者が担任を賛辞するのを聞いていて、正直気持ち悪かった。
人間不信になりそうだ。
担任本人は聞いていて気持ち悪くないのだろうか?
ヨイショされる担任の特徴
保護者会の出席者はほぼ母親だ。
私の経験からいうと、保護者会が担任ヨイショ大会になるのはたいてい、担任が若いか、担任が男性教師である場合だ。
担任が中堅~ベテランの女性教師の場合、お世辞は通用しない。
中堅~ベテランの女性教師の場合は「お世辞でのゴマすりが通用しない」と母親達は本能的に察知するのだろう。
保護者会で担任を賛辞する自己紹介が続くなか、長男と同じでゴマすりができない私は、担任がどんな人間なのかまだ分からないのに担任を賛辞する話などする気にはまったくなれずに、ごく簡潔な自己紹介で終わるのだった。
かくして、ますます、保護者会からは足が遠ざかる。