受験機関とはできるだけ距離を置きたい
駅前のSAPIX。
夜は、帰宅する生徒と迎えに来た保護者であふれかえっている。
こんな光景が10年以上続いているだろうか。
駅前にSAPIXが出来たのはいつだっただろうか。
ここら辺の公立小のこどもたちの間では「SAPIXに通っている=スゴイ。カッコいい」といわれている。
保護者はなぜそんなにSAPIXに入れたがるのだろうか。
👆ここまではっきりと言い切った文章は初めて見た。
書かれている意見にほぼ同感である。
わたしが学生の頃はまだSAPIX・鉄録会というものは存在しなかった。
だからSAPIX出身・鉄録会出身がどのような人材なのか、わたしは自分で体感したことがない。
麻布出身者には麻布っぽい雰囲気・武蔵出身者には武蔵っぽい雰囲気、があるように、伝統校の出身者は卒業後も同じような雰囲気をまとっている。
SAPIX出身者・鉄録会出身者にもそのような共通の雰囲気があるのだろうか。
👆のブログの筆者が述べているように、豊かな発想を元に新技術を開発する人材や、人々の心を打つような芸術に秀でた人材はSAPIX出身者・鉄録会出身者からは現れにくいのだろうか。
もしそうならば、我が子はSAPIX・鉄録会のみならず。受験機関からできるだけ距離を置いたほうが良いと思った。
「地方国立大学に優秀な人材が意外にも多い」と昔からよく聞くが、地方国立大学の優秀な人材というのは、この手の受験機関の力を借りずに自分で工夫して勉強してきた人たちなのだろう。
人と同じことをすることが評価される時代はとっくに終わっている。
少なくとも小学生のうちは受験機関に通わせないほうがいい。
仮に中学受験するにしても、通塾は最終学年(小6)だけにしたほうがいい。
こどもたちは自学自習を基本にしたほうがいい。
自分の勉強したいことを自分のペースで進めるほうがいい。
小さい頃から一緒に書店に行き、興味がある教材をこども自身が選ぶのがよい。
昭和のこどもたちがそうであったように。