ベテラン保育士と保護者支援
保育園選びで案外見落とされていること。
それは「保護者支援」かもしれない。
「保護者支援」といっても、保護者がやるべきことを肩代わりすること=保護者支援、という意味ではない。
保護者の悩みに寄り添い、共感し、時にはホッとできるような言葉を保護者にかけてくれる。
こういうことはベテラン保育士先生の出番だ。
保育園に子どもを預けて働いていると保護者は気が休まることがない。
子どもの数が多ければなおさらだ。
そんなときに「大丈夫」と背中を押してくれるのがベテラン保育士先生だ。
長男を公立保育園に預けていたときも、近所のある公立保育園に見学に行った時も、ベテラン保育士先生からホッとする言葉をかけて頂いたことを私は感謝している。
当たり前かもしれないが、保護者支援はある程度年齢および経験を重ねないと難しい。
実際に子育て経験があったほうが、子育てしながら働く保護者の気持ちを実感できるだろう。
次男が通う予定の幼稚園の先生方はとても勉強熱心で、たくさんの研修を受けて研鑽に励んでいらっしゃる。
けれども、保護者支援についてはどうなのだろうか。
次男が通う予定の幼稚園の先生方の顔ぶれをみると、ベテラン先生というには年齢的にちょっと若い。
今はどこの園も若い先生が多く、ベテラン保育士先生は少ない傾向があるのが残念だ。
若い先生には保護者支援を期待していない、というか期待しないようにしている。
若い先生が小手先のテクニックで保護者支援ができるようになっても仕方ない。
年齢を重ね人生経験を積めば保護者支援が自ずとできるようになるのだから。