働かないメリットを考える

給与所得者を辞めて3年以上経つ。

改めて、無職であることの最大のメリットは何だろうかと考えた。

そういえば、そんなこと今まで深く考えたことがなかった。

今のところ仕事をしていない最大のメリットは、妬み・僻み・怒り(叱責・罵倒)などの「負の感情」を仕事上で受けないことだと最近気づいた。

「負の感情」を受けない生活はやっぱり快適だ。

やんちゃ盛りな子どもたちと過ごしていると、怒りを子どもたちにぶつけてしまうこともある。

けれども、子どもたちとの間で妬み・僻み・恨みをやり取りすることはまずない。

 

ママ友トラブルはあるけれど

もちろん、専業主婦をしていてもママ友トラブルに巻き込まれることはある。

けれども、トラブルメーカーであるママ友と関わらないように努めれば、それほど被害を受けることもない。

それに、ママ友トラブルといっても、仕事上でのお金や地位にまつわる妬み・恨みに比べれば可愛いものだ。

けれども、仕事をしていると直接的・間接的に「負の感情」の影響を常時受ける。

申し訳なかったことだが、私自身が「負の感情」を発することもあっただろう。

 

給与所得者を辞めてから

一方、給与所得者を辞めてから「負の感情」を受けることがなくなったせいか、気がすごく楽になった。

私は働くことは大好きだ。

けれども、またどこかに勤め始めてまた「負の感情」をやり取りするかと思うと少々気が重い。

もちろん、働いていると負の感情だけでなく、朗らかさ・やる気・情熱・生きがいなどの「正の感情」をやり取りすることもある。

けれども、私が働き始めた数十年前と比べると、正の感情に満ち溢れた職場は減っていると感じる。

私が働き始めた頃は世の中全体にまだ活気があった。

しかし、ずいぶん前からこの国全体から活気が少しずつ失われつつある。

この国の人口が徐々に減少しているので、国全体・業界全体・会社全体で仕事のキャパが少なくなりつつある。

自分のパイを奪われやしないかと、誰もが無意識に守りに入りがちなのだ。

「負の感情」の影響をなるべく受けないよう、しばらくは自営業者として働こう。