昔ながらの園の良いところ

次男はいとこたちと年が離れている。

次男は高齢出産で生まれた子だから当たり前かもしれない。

次男のいとこたちはすでに中学生。

いとこたちは今、部活や課外活動、友だちとの遊びに忙しい。

だから次男は今までいとこたちとほとんど交流がない。

そのせいか次男は、長男以外の年上の子どもたちに可愛がられた経験が少ない。

最近になってそう気づいた。

 

年上のこどもたちとの交流

先日、次男が長男の友だちと一緒に食事をする機会があった。

次男は長男の友だちに「かわいい」と言われたのがすごく嬉しかったようだ。

次男はいままで少し年上の子どもたちとの交流があまりなかった。

だから、こういう嬉しい思いを次男にさせた経験がなかったことに気づいた。

年上の子どもたちに可愛がられる経験を今まで作ってあげられなかった次男を申し訳なく思った。

最近は親戚の数が減っている。

だから、多かれ少なかれ次男と同じように、年齢が違う子どもたちとの交流が少ない傾向があるのだろう。

 

小中学校との交流

次男が入園する予定の幼稚園は近隣の小中学校と交流がある。

幼稚園児が近隣の小中学校に行って一緒に行事をしたり、近隣の小中学校から生徒たちが幼稚園に遊びに来たりする。

幼稚園の行事を介して小中学生たちに次男を可愛がってもらえたら嬉しい。

昔ながらの園の良い点はこういう地域交流があることだ。

大きなお兄さんやお姉さんに園児を可愛がってもらえる機会は貴重だ。

 

新設園の残念なところ:地域交流が少ない

長男が通う小学校も、近隣の幼稚園や保育園との間で交流がある。

けれども、こうした交流活動を行っているのは昔からある園か地域交流に熱心な園だけだ。

園と地域との交流は長い時間をかけて育まれていくものだ。

新設の保育園はこういった地域交流をやる余裕がないのかもしれない。

しあるいは小中学校側から声がかからないのかもしれない。

どっちなのだろう。

最近は保育園の数が急激に増えている。

長男が通う小学校にはおそらく20以上の幼稚園・保育園から子どもたちが入学してくる。

いや、もっとたくさんの園から小学校に入学してくるのだろう。

それにも関わらず、幼保小連携に参加するのはいつも同じ園ばかりだ。

新設園の残念なところはこういう地域交流が少ないことだと思う。

新設園のウェブサイトを見ると、知育・食育・英語指導・体育指導などの教育活動のアピールに熱心だ。

その反面、地域交流に関しては何も触れられていないことが多い。

新設園のほとんどは地域交流に興味がない園のようにも見える。

「地域の中に根付く園にしたい」というトップの理念がある園ならば別だけれど。

現状は、新設園は保育を軌道に載せるのに忙しく、地域交流まで手が回らないのだろう。

ただ、設立から10年20年経っても地域交流に積極的でないのはトップがそういう考え方なのだと思う。

園児と小中学生との交流活動は園児だけでなく、小中学校の生徒たちにとってすごく有意義だと思う。