小さき者への慈しみを

幼い子どもを長時間放置した結果、子どもが亡くなるという痛ましい事件が最近起きる。

小さい子どもが犠牲になることは本当にいたたまれない。

ひとりで子育てしている方々が精神的に追い詰められやすいのは言うまでもない。

コロナ禍で精神的に追い詰められて、楽になりたいという気持ちが勝ってしまうのだろうか。

「夜の街」という表現は個人的に嫌いなので使いたくないため「接客業」と敢えて表記する。

接客業で働いている人は給与所得者よりも個人事業主が多いだろう。

夜の街の取り締まり強化ばかりが叫ばれている。

けれども、休業補償をお店からもらえたり、個人事業主として給付金をもらえている接客業従業者は多くない。

接客業に従事している人の中には、小さい子どもを抱えて仕事がなくなってしまった人も多い。

接客業以外の仕事に就くことがなかなか難しい人も多いと思う。

接客業について取り締まりを強化するならば、取り締まり強化によって仕事を失った人に対して最低限食べていけるだけの補償をしてあげてほしい。

そうすることで、小さな子どもの命が救われるかもしれないのだから。

 

すべての女性が産休取得できれば良いのに

最近「父親も産休取得を」という記事が新聞に出ていた。

確かに、今まで産休を取得できるのは母親だけだった。

だから父親が産休を取得することで、母親の負担軽減・産後うつを予防することができる。

けれども、両親ともに自営であれば、父親も母親も産休など取得できない。

「父親も産休取得」制度なんて、父親も産休をとれるようなしっかりとした大企業に勤める人や公務員ばかりが恩恵を受けることになるに決まっている。

最近起こった悲しい事件(生後3か月の赤ちゃんを母親が16時間放置した)も、母親が産後すぐから働かなければならなかったという事情があったらしい。

ミニマムスタンダードとして、自営業か給与所得者であるかを問わず、出産したすべての女性が産休を取るための給付金がもらえるような制度を望む。