献血とクエン酸反応
次男の授乳がほぼ終わるので、そろそろ献血にでも行こうかと思っている。
今まで30回以上献血をしてきた。
まあ、献血マニアの範疇にはいるだろう。
20代の頃はよく献血をしていた。
当時は献血をするとドーナツやお菓子、ジュースが無料で頂けた。
お金がない学生時代は献血でお腹を満たしつつ時間をつぶすことがよくあった。
今思えば学生時代は時間がたっぷりあったものだ。
ところが30代に入り、長男・次男の妊娠出産を経験してからは、長期授乳のため献血からは足が遠のいていた。
授乳が終わり、ようやく献血できる状態に戻った。
日赤には次男出産でお世話になったので、これからは献血で恩返しをしようかと思う。
成分献血でクエン酸反応を経験する
そういえば昔は、成分献血というものがなかった。
確か昔は全血での献血も200mLのみだった。
途中で400mL献血ができるようになったと記憶している。
私も最初は200mL献血からはじめ、400mL献血、その次に成分献血へとステップアップしていった。
献血の種類
現在、全血献血には200mLと400mLあり、成分献血には血漿献血と血小板献血の2種類がある。
日本赤十字社ウェブサイト(https://www.jrc.or.jp/donation/about/terms/)から抜粋
成分献血に時間がかかる理由
通常、成分献血は全血献血よりも献血に時間がかかる。
成分献血の場合、血漿献血では全血から血漿を、血小板献血では全血から血漿+血小板をそれぞれ分離して採取したのち、残った血球成分を献血者に戻す。
血漿(血漿+血小板)の分離と血球成分の戻しのせいで、成分献血では献血に時間がかかるのだ。
成分献血の場合、血球成分が献血者に戻されるので、体への負担は全血献血よりも少ないといわれている。
成分献血で経験した体の震え
あるとき、私が成分献血をしたときのことだ。
血液を取り出すときは大丈夫だったのに、血球成分が体内に戻されるときに唇や体の震えが止まらなくなった。
その旨を献血ルームの看護師に伝えたところ、献血を中止してくれた。
それ以降、成分献血をするのが怖くなり、献血する際には全血にしている。
成分献血をしたとき、なぜ唇や体の震えが止まらなくなるのか、長い間分からなかった。
インターネットが普及したあとで調べてみて、私が成分献血で経験した唇や体の震えが「クエン酸反応」によるものだとわかった。
クエン酸中毒(反応)とは
血球成分を献血者に戻す際、血液の凝固を防ぐため、抗凝固剤(クエン酸+クエン酸ナトリウム)が添加される。
添加されたクエン酸+クエン酸ナトリウムが血液中のカルシウムと結合して、血液が一時的にカルシウム不足になるのが原因で、唇や体の震えが止まらなくなったのだとわかった。

血液の凝固とカルシウム
血液の凝固は、血液中のタンパク質であるフィブリノーゲンがフィブリンへと変化することにより起きる。
フィブリノーゲンからフィブリンへの反応の引き金がカルシウムである。
添加されたクエン酸+クエン酸ナトリウムが血液中のカルシウムと結合することで、血液の凝固を防いでくれる反面、血液中のカルシウム濃度が一時的に低下する結果、唇や体の震えが止まらなくなるのだ(クエン酸反応)。
このクエン酸反応を防ぐには、クエン酸+クエン酸ナトリウムの流入速度を遅くすればよいとのこと(クエン酸反応について 東京都赤十字血液センター)。
私の場合、添加されたクエン酸+クエン酸ナトリウムの流入速度が速すぎたため、クエン酸反応が起こったのだろう。
クエン酸反応さえ起らなければ成分献血にもっと積極的になれるのに…と残念な思いを抱えている。