私立小学校を受験するか、悩む
長男と同じく、
次男も公立小学校に通うことを想定していた私。
けれども先日、友人から私立小学校のお誘いを受けた。
友人からのお誘いといっても、
友人は、その私立小学校の関係者ではなくて、
あくまでお子さんをその私学に通わせた元保護者だ。
その友人から「良い学校なので受験してみないか」とお誘いがあったのだ。
私学というのは、
その学校のファンで成り立っているものだと、
つくづく思う。
私立小学校に進学するデメリット
友人が薦めてくれた私立小学校は、
次男が通う幼稚園と方針が近い感じがするので、
次男はきっと、その私立小学校を気に入るはずだ。
とはいえ、小学校受験はほぼ、親の意思。
私立小学校に通うということは、
近所に友人を作る機会を次男から奪うということだ。
せっかく幼稚園で仲良くなったお友達と会う機会は少なくなる。
幼稚園→小学校→中学校と、
長い間同じ学校で学ぶお友達を失うということだ。
それに、小学校1年生という小さな子どもを電車で学校に通わせるのも正直、気が引ける。
とはいえ、
地元の公立小学校に行って、
頑固で自分の意思をしっかり持っていて(マスカケ相ゆえ)、
小姑みたいに細かい次男にたくさん友人ができるのか?
と思うと、ちょっと疑問ではある。
私立小学校に惹かれる理由(1)受験勉強にのまれないから
中学受験するしないの如何に関わらず、
都市部の公立小学校では、
中学受験の存在は無視できないほど大きい。
もし中学受験するならば、
当然、受験勉強に時間をとられる。
我が家は中学受験率がそれなりに高い地域にある。
そのせいで、小学校の授業や宿題によって、
中学受験の勉強を妨げないでほしいという保護者もいる。
もし中学受験しないならば、
本質的で深い内容の授業を小学校で受ける機会はないだろう。
小学生のうちは受験勉強にのまれずに、
まずは「学ぶことをの楽しさ」を知ることが大切だと私は思う。
どこの学校を卒業するかよりも、
本質をつかもうと深く考えることや
学ぶ姿勢を持ち続けることのほうが大事だと、
年を重ねるにつれ、ますます思う。
結果、次男を中学受験させる気にはなれなくなっている。
私立小学校に惹かれる理由(2)学校が好きになってほしいから
人生で最初に出会う担任の先生はとても大切だ。
私はそう思っている。
なぜなら、私自身、
小学校低学年の担任の先生と相性が悪かったことが、
生涯通じての「学校嫌い」・「先生嫌い」に繋がっている気がするからだ。
私は、小学校低学年の担任の先生からの評価が低かった。
授業を妨害するようなことは一切していない。
そうではなくて、
授業中発言しないから積極性がない子どもだと担任の先生に思われていたフシがある。
担任の先生から馬鹿扱いされ通知表がひどい成績だったりと、
小学校低学年の先生との間には良い思い出は、ない。
公立小学校は色々な先生がいる。
運悪くハズレの先生に当たることがある。
今思えば、私が小学生の頃は1クラス約40人もいたので、
担任の先生の目が行き届かなかったのかもしれない。
次男が小学校低学年のうちに、
温かみのある先生方とたくさん知り合ってほしいのだ。
私立小学校に惹かれる理由(3)先生の異動がなく、卒業後も長いお付き合いができるから
私がトシをくっているせいもあり、
親以外の相談できる人・場所を次男にできるだけ作ってあげたいのだ。
私学の先生は異動がないので、長く在籍していることも多い。
卒業後、ふらっと遊びに行って相談できる先生にいることは私学の良さのひとつだと思う。
私は学校嫌いだったせいもあり、
また、異動が多い公立の学校に長く通っていたせいもあり、
卒業後も相談できるような関係を学校の先生とは作れなかった。
だから、気軽に相談できる場所を次男には残してあげたいと思っている。
まとめ
私立小学校といっても、
いわゆる名門校お受験に必要とされる、みっちりとしたお受験対策は
要らないところもある。
もし次男が私立小学校に通うならば、
次男が通う私立小学校の学費分くらい、がんばって稼いでみようかと思い始めた。
次男と一緒に楽しみながら家庭学習をしてみて、
本命の1校だけ受験し、
残念だったら地元の公立小学校に通おうなあ、
と、今はぼんやり考えている。