悠仁さま:筑波大附属高校を一般受験するという選択肢
悠仁さまが、提携校進学制度を利用して、
お茶の水女子大学付属中学から筑波大附属高校への入学が決まったと、
報道されたのは記憶に新しい。
筑波大附属高校:一般受験するならば
ところで、
筑波大附属高校を一般受験するならば、どの程度の倍率なのだろうか。
令和4年度の入学試験の結果が筑波大附属高校のウェブサイトに公開されている。
筑波大附属高校:令和4年度 入学者選考結果
出典:入学者選抜状況 | 筑波大学附属高等学校 (tsukuba.ac.jp)
上記の表によれば、令和4年度の筑波大附属高校の入学試験の実質倍率は約3.8倍。
ほぼ4倍の倍率である。
受験生4人に3人が不合格、ということだ。
男子に限れば、実質倍率は約4.2倍という狭き門である。
筑波大附属高校:2割は中学→高校に進学できない
ところで、
筑波大附属高校というのは、
一般受験で高校から入学してくる生徒のほかに、
附属中学から進学してくる生徒もいる。
ただ、筑波大附属中学から筑波大附属高校へは約80%の生徒しか進学できない。
成績下位の約2割の中学生は附属高校に進学できず、
他の高校への進学を余儀なくされるのである。
出典:国立小学校一覧 - お受験じょうほう(関東首都圏) (ojuken.jp)
もっと言うと、
筑波大附属小学校から筑波大附属中学への進級時も、
約15%の児童は附属中学に進学できないのだ(自ら外部受験する子どもも若干いる)。
つまり、
筑波大付属高校というのは、入学したくても入学できない一般人のこどもたちが大勢いる学校
なのである。
そんな難関高に特別ルートで入学するならば、
不合格でもいいから正々堂々と一般受験するほうが、
まだよかったのかもしれない。
東京都内の高校の定員は余っているし、今は単位制高校や通信制高校だってある。
警備面で学校側に迷惑をかけたくないならば、通信制高校という手もあるのだ。
今はいろいろな選択肢がある。
筑波大附属高校が不合格だったとしても、ほかの選択肢もあるのだ。
若い頃から公務をしながら世の中を知りつつ、
単位制高校で学ぶ選択肢だってアリかもしれない。