ヘアカラー専門店を考える

最近、我が家の周辺ではヘアカラー専門店が雨後のタケノコのごとく増えている。

節約のため、カットは美容室に、ヘアカラーはヘアカラー専門店に、それぞれお願いする人が増えているからだと思う。

確かに、カットと染めを別々に頼んだほうが安上がりなのだ。それに、地毛が伸びてきた時点で染めだけをすれば、見た目もキレイだという利点もある。

 


仕上げのブローについて

わたしの母は「ヘアカラー専門店を利用したほうが安いわよ」と年金生活のおばさま方からすすめられたので、「ヘアカラー専門店に一度行ってみようか」と話していた。

ところが、ヘアカラー専門店というのは原則、仕上げのブローは自分でやらなくてはならない

でも、ヘアカラー専門店でブローを頼むと1500円~2000円余計にかかるため、節約にならない。

わたしの母のように80歳を過ぎた高齢者は、仕上げのブローをするためのドライヤーが重すぎて持てず、髪を乾かすことができない

結局、母はヘアカラー専門店の利用を断念し、いつもカットと染めをお願いしている美容院で染めだけをお願いすることにした。

80歳を超えた高齢者にとって、ヘアカラー専門店の通常ルーティンである「ドライヤーを持って自分で髪を乾かすこと」はかなり厳しい。

昔の美容室に置かれていた、頭をすっぽり中に入れて髪を乾かすドライヤー(おかまドライヤーといわれていた)がヘアカラー専門店にあると助かるんだけど。

500円払っておかまドライヤーを使えるのならば、高齢者もヘアカラー専門店を気軽に利用できるのにと思うと残念だ。

 

雑誌のサブスク

ところで、ここ数年でタブレットを設置する美容院が増えた。

施術中、雑誌のサブスクをタブレットで利用できるのだ。

以前美容院のオーナーから「毎月購入する雑誌代が高くて馬鹿にならない」と話すのを聞いていた。

雑誌を買う代わりにサブスクにすることで、雑誌を購入する費用が浮くから美容院の経営者としては助かるらしい。

ところが、美容院で読むサブスクに掲載されている雑誌はやはり、肝心の「読みたい」記事(例えば皇室関連の記事)が掲載されていないため、いつもガッカリする。

とはいえ、肝心の記事が読めないのならば、自分では雑誌のサブスクを購読する気には到底なれないけれども、雑誌のサブスクというものは、美容院で施術を受けているときのヒマつぶしなのだから、読みたい記事が読めなくても仕方ないかと思い直した。