そういえば保育園の頃、昼寝が嫌いだった

むかしむかし私は保育園児だった。

私は保育園に通っている間ずっと、お昼寝が嫌いだった。

保育園に入園した3歳の頃には家でも昼寝をしていなかった。

子どもの頃の私は短時間睡眠型だったのだ(今では考えられない)。

 

昔は管理保育が主体だった

当時の保育園は、今よりもずっと管理型の教育をしていた。

私が保育園に通っていた当時、保育園には怖い先生が居た。

怖い先生は、昼寝の時間に起きて騒いだ子は「おしいれに入れる」と日頃から子どもたちに警告していた。

だから昼寝ができない私は先生に怒られないよう、毎日、お昼寝のふとんの中で目をつぶってじっとしていなけれならなかった。

毎日毎日、昼寝の時間、布団の中でずっと静かにじっとしていなけれならなかったことが、私にはかなり苦痛だった。

だから私は保育園を卒園することが嬉しくてたまらなかった。

なぜなら、保育園を卒園すれば、昼寝の時間がなくなるからだ。

 

今は無理に昼寝させない

今では、設定保育・管理保育が昔より減り、こどもの気持ちに寄り添う保育を方針とする園が増えてきた。

「無理に昼寝をさせない」という方針をとる保育園が少しずつ増えてきた。

昼寝の時間に眠れない子は別室で過ごすことができる園が今は多い。

保育園の先生方による細かな配慮に感謝、である。

けれども、こどもの気持ちに寄り添う保育は、こどもひとりひとりの思いに耳を傾けなければならず、保育者の手がかかる。

昨今の保育士不足も相まって、行き届かない点がどうしても出てきてしまうのだろう。

一方で、小学校に入学すると、いままで通っていた保育園とは環境がガラッと激変する。

保育園までは「気持ちに寄り添う」保育だったのが、小学校では相変わらず「号令」・「前へならえ」の管理教育・設定教育が主体だ。

幼・保と小学校のギャップは昔より確実に大きくなっていると思う。

小1から不登校になる子どもが増えるのは当然だ。