【受験】ミドリゼミのブログが面白い
以前も紹介した神戸の受験機関ミドリゼミのブログが面白い。
ミドリゼミのブログを読むと、最近の学校や受験機関の内情がよくわかる。
無駄な受験はしないほうがいい
ミドリゼミのブログのおかげもあり、次男に本格的な中学受験をさせる気は失せた。
次男は公立中高一貫校だけ受験しようと思っている。ミドリゼミのブログで何度も書かれているように、今の公立小に任せておくと学習が定着しない可能性があるからだ。
ゆくゆくは、一般入試は上位25%の大学だけになるかもしれない。
そうなったら中学受験は不要だ。
無理に私立中学に進学する必要はない。
地元公立中学が酷ければ私立中学に進学するか考えよう。
もちろん、地元公立中学の状況が非常に悪かった場合は緊急避難的に私立中に進学するかもしれない。
私立中学に進学して無理なペースで勉強させられるより、自分のペースで勉強できる自学自習の習慣を小学校低学年から身に着けたほうがいい。
そもそも、中学受験で成績上位層がごっそり抜けるから、高校受験は中学受験や大学受験よりも「ゆるい入試」だ。
中学受験で植木算に精を出すよりも、自分のペースで算数・数学を学習するほうがいい。
中学受験に時間を費やすかわりに、本を読み、作文を書き、友だちと遊び、音楽を奏で、絵を描き、習い事含めいろいろな経験をするのに使ったほうがいい。
国語力が高い子どもならば、小学生のうちに中学英文法を習得できる(小学生で中学英文法がマスターできるのは国語力が高い子だけ)。
小学生高学年までに中学英語をおおむね理解できていれば、中学・高校で英語を学習する時間を数学の勉強に回せる。
公立小の教育が崩壊している件
ミドリゼミのブログでも指摘されているとおり、今の公立小では「毎日コツコツと学習する習慣」が身につかない。
これは本当に実感する。
実際、次男が通う公立小では宿題をやらなくても小学校から注意されない。
宿題の量はあまり多くない。
はっきりいって、宿題の量は少ない。
小学校低学年からこんな感じでは、まずい。
保護者会の様子やママ友からの話から判断すると、今の公教育では「宿題をやるときは保護者が見守って」と保護者に強く言えないようだ。
働いている保護者が増えたのが原因だろう。
下手に学校側から「宿題をやらせてください」と保護者に伝えたりすると「こっちは忙しいんだから、宿題の面倒まで見ていられるか!!!」と保護者がキレると聞く。
勉強だけじゃなくて、スポーツでもピアノでも何でもいい、こどもたちが「何かを毎日継続して身に着ける」経験が減っているーこのことが問題だと思う。
関関同立の付属校はお買い得
ミドリゼミのブログによれば、関関同立の付属校はある意味「お買い得校」とのこと。
日能研偏差値80%合格率(2024年・男子)で比較してみる(数値は若干変動する)。
中学受験での関関同立の付属校は大学よりもレベルが高くない。
中学受験で早慶MARCHの付属校はレベルが高いのと対照的である。
【関東】
慶應湘南 67
慶應中等部66
早稲田実業65
慶應普通部65
早大学院 64
明大明治 61
立教新座①60
青山学院 59
中大横浜①58
明大中野①57
立教池袋①57
法政大学①57
法政二 ①57
中央大附①56
【関西】
立命館前期B-AL 54
同志社香里 52
同志社国際 51
関西学院 51
同志社 48
立命館守山A1 AD 48
立命館宇治A 46
そもそも関西は関東と比べると偏差値60を超える私立中学の数が少ない。
京大合格者が公立校出身者で占められているのも頷ける。
関東ではMARCHと関関同立は同等のレベルだと思っている人が多いが、少なくとも付属校に関しては両者には大きな差がある。
なお、関西では日能研が関東ほど勢力がないため母集団のレベルが違うことを考慮して、甘く見積もって関西の各校の偏差値に+5してみても、関東のMARCH上位校には偏差値は及ばない。
「楽をして学歴を手に入れられる」点で関関同立付属校は確かに「お買い得」だ。