公立小・少人数算数クラス【体験格差の現実】

次男(小2)が通う公立小では、算数については習熟度別・少人数のクラスで授業を受けている。

次男は算数が得意(だと次男は自分で言っている)。

算数の習熟度別クラスでも次男は一番上のクラスに在籍している。

 

算数の授業は、単元ごとにクラス替えをする。

次男から聞いた話だと、小2で「算数の一番上のクラスのメンバーはほぼ同じ」だそうだ。

小2の時点で算数の成績上位クラスのメンバーが固定しているということは、やはり「学力格差は就学前についている」のだろうか(学力格差は就学前についている)。

 

小2の時点で「算数の一番上のクラスは毎回メンバーが固定している」という現実。

「小学2年生ですでに学力格差が固定しつつある」のかもしれない。

算数の成績については、このまま高学年まで「下剋上」は起きないのだろうか。継続して見ていこう。

 

習い事「水泳とピアノ」体験格差の現実

水泳

次男の話を聞いていて、次男の学年では「算数が一番上のクラスに居る子どもたちはほとんど、水泳かピアノのどちらか、あるいは両方を習っている」ことに気づいた。

スイミングクラブで次男と同じクラスに居る子は全員、算数で一番上のクラスに在籍している。

 

小学校低学年だと、どんな習い事をするかは親の意向がある程度反映される。

似たような価値観を持つ子たちが、算数で一番上のクラスに在籍している、といえる。

 

最近は教員の働き方改革の一環で、学校での水泳の授業が縮小されつつある。

水泳の授業は年々時間数が少なくなっているし、夏休みの水泳指導の日数も年々減っている。

このままだと、スイミングに通わない子は泳げないまま大人になる子がどんどん増えるだろう。

教員の負担を増やしたくないならば、水泳授業については外部(スイミングスクール)委託したほうがいいんじゃないかと思う。

 

ピアノ

ピアノという習い事では毎回「先生が指定された箇所を弾いてくる」宿題が出される。

小学校低学年くらいまでは、宿題として出された箇所がきちんと弾けているかを保護者が確認しなければならない。

小学校低学年くらいまでは、ピアノを習うにあたり保護者のサポートは必須だ。

 

このため、最近は「毎日練習をみてあげるのが大変だから」という理由で、習い事ではピアノが敬遠される風潮もあると聞く。

ゆえに、ピアノを習わせているのは「聴覚が急速に成長する小学校低学年くらいまでに音楽を学び始めることの大切さ」を理解している親だといえる。

 

ピアノも水泳も「何かを身に着けるには物事を継続して行う必要がある」を学ぶことができる。

「続けることで成功体験を積むことの大切さ」を理解している親の子どもたちが、算数で一番上のクラスに多く在籍している、ということなのだ。

体験格差が人生に与える影響は思いのほか大きいような気がしている。