【ブルグミュラー25の練習曲】第2番・アラベスク(発表会・誰がアラベスクを弾くのだろうか)
ブルグミュラー25の練習曲の第2番「アラベスク」。
そう、言わずと知れた、ブルグミュラー25の練習曲の中で一番人気の曲だ。
「アラベスク」は長年、こどもたちに大人気である。
発表会ではもう毎回、必ず誰かが「アラベスク」を弾く。
こどもを惹きつけてやまない魅力が「アラベスク」にはあるのだ。
こどもの頃にこの「アラベスク」を練習した思い出がある人は数知れない。
ピアノを何年か習ったことがある人ならば知らない人は居ない、それが「アラベスク」という曲だ。
発表会では「誰がアラベスクを弾くか」で調整することになる。
たいていは、上手い子が発表会で「アラベスク」を弾く権利をもらえる。
とすると…上手な子が多く在籍するピアノ教室では、発表会で「アラベスク」を弾く機会が回ってくるとは限らない。
上達が早い子はどんどん上達していくので、あっという間に「アラベスク」を弾くタイミングを逃すこともある。
発表会では、ブルグミュラー25の練習曲の中で「アラベスク」が1番人気、「バラード」が2番人気、といったところだろうか。
お世辞にもピアノが上手とは言えない長男は「アラベスク」と「バラード」の両方とも発表会で弾いた。
長男が通うピアノ教室は上手な子が少ない。だから長男には「アラベスク」と「バラード」の両方とも発表会で弾くチャンスが回ってきた。
一方、次男が通うピアノ教室にはピアノが上手なお子さんがたくさん通っている。
もしかしたら次男は「アラベスク」も「バラード」も弾く機会がないまま、ステップアップしていくかもしれない。
長男よりも次男のほうがピアノが上手なのに、このまま次男は「アラベスク」も「バラード」も発表会で弾く機会がないまま通り過ぎるのかもしれない、と思うと、少々、寂しく複雑な気がしている。