2024年の竹富島旅行を振り返る

昨年(2024年)の春に9年ぶりに竹富島を旅行で訪れた。

 

実は、この旅行に出かける前から私は体調がすぐれなかった。

次男が小学校に入学して以来、1年近くの間、次男から次々に風邪をもらい続け、次男と一緒に風邪を引き、体調が優れない日々が続いていたからだ。

 

挙句の果てに、旅行中、石垣島で私はぎっくり腰を発症した。

さらに、就寝中にベットから転落して一回転して床に落ちる始末。

ぎっくり腰でベットから落ちても無傷だったのは石垣島に住まう精霊たちのおかげなのだろうか。

 

本音を言えば、心身がもう少し元気な時に竹富島を訪れたかった。

今回は、竹富島に行く前から体調が万全ではなかった。

ぎっくり腰から回復しない状態で、石垣島ー竹富島間を往復するフェリーに乗り降りするときも、おそるおそる、だった。

 

腰の状態が悪いので竹富島でも自転車をレンタルすることは止め、ひたすら、状態が良くない腰をかばいつつ徒歩で竹富島を散策した。

やはり、ゆっくりとした徒歩で移動できる範囲は限られているので、竹富島を満喫することはちょっと難しかった。

 

私にとって沖縄は特別な場所である。

私のふたりのこどもたちの生命はどちらも沖縄で誕生した。

 

そんな中、最近、作家の三砂ちづる氏が竹富島に移住したことを知った。

ちょうど昨年(2024年)の春、私が竹富島を旅行で訪れている頃に三砂氏は竹富島に移住されたようだ。

 

定年退職後に竹富島移住なんて、率直に言って、とても羨ましい。

お仕事を勤め上げた後でまっさらな気持ちで移住できるのは素晴らしい。

 

けれども、竹富島が置かれている状況を鑑みると、竹富島は簡単に移住できる場所ではない。

竹富島での生活は祈りが生活の中に溶け込んでいる。

島のあちこちに御嶽という祈りの場所がある。

祈りを通して島民同士が助け合って暮らしているのだ。

そういう生活を良しとする人でなければ、移住して暮らすのは難しい。

海が綺麗だとか、空気が良いとか、そういう理由だけで竹富島に移住するのはちょっと…と思う。

 

それだけでない。

竹富島を訪れると、飲み水はどうなっているのだろう・ごみ処理はどうなっているのだろう、と思う。

本土にあるような立派なごみ処理場や下水処理場は島には無い。

竹富島に来ると、こんなところで生活してみたいな、と思う反面、移住者がどんどん増えたら、この島のインフラは機能するのだろうか、と思う。

 

実際は、三砂氏のように若い頃沖縄に在住した経験があって沖縄との繋がりをすでに持っている方や、島の人と結婚する方でなければ、竹富島のコミュニティに加わるのは難しいのかもしれない。

私にとって竹富島はやはり「余所者としてたまに訪れる場所」だろう。

 

それでも竹富島は私にとって大切な場所だ。

次回はもっともっと、体調が万全な時期に竹富島を訪れようと思っている。

そしていつか、こどもたちが巣立った後は、ひとり旅で竹富島をゆっくりと訪れたい。

 

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