高齢者と行く竹富島旅行記【2024年4月】
今年(2024年)の春休み、高齢の母を連れて石垣島と竹富島に旅行した。
今回の石垣島旅行記は別の記事にまとめた。
私は今まで5回以上、竹富島を訪問している。
今回高齢の母を連れて竹富島を観光したのは、母が元気なうちに竹富島の風景をみせてあげたかったからだ。
サンゴの塀と白い砂
4月の竹富島
竹富島では、サンゴで出来た塀と道路に敷き詰められた白い砂による幻想的な風景が印象的である。
満開の花
石垣島と同様、4月の竹富島も花が至る所で咲いていた。
美しい風景が我々の目を楽しませてくれた。
私は今まで夏に八重山諸島を訪問することが多くて、台風が過ぎ去った後は花が吹き飛んでなくなっていることが多かったから、竹富島の満開の花を見て胸がいっぱいになった。
4月上旬は蚊がまだ少ないようで、竹富島を観光する間、蚊に刺されなかったのは助かった。
パパイヤの実がたわわに実る
高齢者が八重山諸島を旅行するのに適しているのは「冬から春にかけて」
石垣島・竹富島などの八重山諸島は、真夏に高齢者が旅行するのには暑すぎて酷である。
高齢者の旅行におすすめなのは、暖かくて過ごしやすい「冬から春にかけて」だと思う。
冬から春にかけては天気が変わりやすくて雨が降ることもある。
けれども、4月初旬でも最高気温も30℃は超えないから過ごしやすい。
竹富島の観光手段について
竹富島は石垣島と比べて面積がかなり小さい。
若い人ならば、レンタサイクルを利用して自転車で島内一周ができる。
ところが、自転車に乗れない高齢者はレンタサイクルを利用できないのが難点だ。
竹富島の道路はアスファルトで舗装されておらず、中心部は砂が敷き詰められているので、自転車の運転が難しいし、高齢者が長時間歩くのには適さない。
途中、休憩がてら集落内にある公園でひと段落。
竹富島は観光の見どころが少ないからという理由で、今回はガイドさんをつけなかった。
でも、後で振り返ってみると、母は長距離を歩いて観光するのが難しかったから、島内をあちこち見て回ることができなかった。
ガイドさんを付けて車で島内を回ってもらった方が高齢者(母)には良かったと反省した。
公園で見かけたネコ
竹富島の水牛車に乗る
八重山諸島には竹富島のほか、西表島、波照間島、与那国島などの離島が存在する。
このなかで竹富島はフェリーで石垣島から約10分前後で到着するので、高齢者にとって負担が少ない。
水牛車観光は竹富島観光のメインイベントだ。
水牛が、砂が敷き詰められた道をゆっくりと車をひきながら歩く。
水牛車はゆっくり動くので、高齢者でも無理なく水牛車に乗ることができる。
水牛車ガイドが三線を弾いて唄を唄ってくれるのが風流である。
今回、竹富島へのアクセスは水牛車のツアーを選んだ(レンタサイクル無・ツアーガイド無)。
このツアーの良い点は、石垣島のホテルまでの送迎がある点、そして、フェリーの予約と水牛車観光が一度に済む点だ。
水牛車に乗った帰りは食事処「かにふ」でソーキそばを食べた。
肉が柔らかくて美味しかった。
竹富島郵便局に立ち寄る
途中、現金をおろすために竹富島郵便局に立ち寄る。
暑いので、冷房が効いた郵便局内でひと休みした。
竹富島郵便局からハガキを出すと「竹富島」のスタンプを押してくれる。
竹富島郵便局は穴場の休憩スポットでもある。
竹富島郵便局(2024年4月撮影)
港への定期バスは便利
帰りは、水牛車のお店から港への無料定期バス(2024年4月現在)があったので、このバスに乗って港まで行くことができた。
港へはバスに乗ってすぐに到着した。
港に行く途中、放し飼いになっているヤギをみかけ、ほっこりする。
港のわりと近くに新しい施設を建設している最中だった。
竹富島も宿泊施設が少しずつ増えていくのだろうか。
竹富島観光(感想)
8年ぶりに訪れた竹富島はおおむね昔のままで、ゆったりとした空気が流れていた。
石垣島と同様、竹富島も今回は外国人旅行客が思いのほか少なかった。
以前とは変わったことがいくつかあった。
別行動で自転車で竹富島を観光していた家族に聞いたところ、海岸にいるネコの数は以前と比べてだいぶ少なくなったようだ。
以前から、体調が悪そうなネコも居たので、野良ネコが減ることは良いことなのかもしれないと思った。
また近いうちに竹富島を訪れようと思っている。