保護者支援(幼稚園と保育園の違い)
長男を保育園、次男を幼稚園にそれぞれ通わせた。
次男がもうすぐ幼稚園を卒園する今になってみて、保護者との関わり方は幼稚園と保育園でかなり違うと思った。
もちろん今は早朝深夜預かり保育有・給食有の「まるで保育園みたいな幼稚園」もあるから、一概に幼稚園・保育園と分けることはできない。
それを踏まえたうえでも、幼稚園に子どもを通わせつつ働く母親としては、幼稚園での先生の対応にそっけなさを正直感じる。
楽しそうに毎日幼稚園に登園する次男の姿をみてみると、次男は幼稚園に通わせて良かったと思っているけれど、わたし自身には幼稚園よりも保育園のほうが合っていたと思う。
保育園:先生はカウンセラー
長男が通った保育園では、目の前の仕事のことのみならず、仕事にまつわるその他諸々のことについても、ベテラン保育士先生がいろいろと話を聞いてくれた。まるでカウンセラーのように。
「こどもが保育園に通っているときは保育士の先生に話を聞いてもらって励ましてもらった」と話すママは多い。
保育園では、園長先生や担任の先生(保育士)と母親の1対1の関係が「密」なのだ。まるでカウンセリングを受けているかのように。
ただし…ベテラン保育士先生がいない保育園だと、こういうカウンセリング的なことは期待できなかったりするんだけど。
幼稚園:悩みは母親同士で共有する
次男が通う幼稚園では、こどもに関することはなんでも相談を受けてくれるけれど、仕事に限らず幅広い事柄の悩みについては先生方は相談を受けてはくれない。
それはなぜかというと「悩みは母親同士で集って話すことで解決する-そのために園庭開放や行事がある」-それが幼稚園だということ。
3年間幼稚園に通ってみて、ようやくわかった。
でも、母親同士支え合うことが前提の「幼稚園」という仕組みの中にいると、悩む必要がないことまで悩まなければいけない気がしてくるのだ。
母親同士での感情の共有を求められる「幼稚園」という場所は、わたしにはあんまり合わなかったなあ、と今振り返って思う。
齢を重ねて、悩んだり誰かに話を聞いてもらうことにエネルギーを使うよりも、割り切ったほうが楽になったわたしにとっては、「保護者支援」に関しては幼稚園よりも保育園のほうが合っていた。