(徹子の部屋・視聴録)2023年4月21日(金)山田邦子

2023年4月21日(金)の徹子の部屋のゲストは山田邦子(以下登場人物は敬称略)。

山田邦子は80年代に一世を風靡した女性芸人(敬意を表してそう呼ぶ)である。

山田邦子は、冠番組を持っていた数少ない女性芸人のひとりである。

アラフィフの私が小学生の頃すでに、山田邦子はテレビで大活躍していた。

バスガイドの芸をやっていたな、懐かしい。

若い頃から芸人として活躍していたから山田邦子は思いのほか若い。

山田邦子は2023年4月現在62歳である。

まだまだ活躍できる年齢だ。

そういえば80年代初頭は女子大生ブームだった(当時小学生だった私は恩恵を受けていない)。

ちょうどその頃、山田邦子はまさに女子大生だったわけだ。

山田邦子のような女子大生みたいな若いおねえさんがお笑いをやっていたことが、当時を象徴していたと思う。

 

母の介護

山田邦子の母は、若い頃は元気だったけれど、高齢になって食べ物を飲み込めなくなり、足腰が悪くなって家に閉じ込もりがちになった。

そんな母に「一日でも早く死にたい」と言われたのがショックだったと山田邦子は語る。

ちょうど2年前、母が片付けが出来なくなった時点でいっしょに断捨離をした。

母の介護をしていた弟が介護ストレスで咳が出る・心臓が痛いという症状が出るようになってきたので、山田邦子自身も母の介護を手伝うようになった。

寝たきりの人を動かすのは大変でコツが要る。「ヘルパーさんはすごい」と山田邦子は話す。

 

渡辺徹について

先日亡くなった渡辺徹とは本当に色々な仕事をした、と山田邦子は話す。

山田邦子が渡辺徹を「バラエティに引っ張り出してしまった」感があるそうだ。

渡辺徹の妻(榊原郁恵)について「郁恵さんは良い奥さん。渡辺徹は本当に良い奥さんをもらった」とのこと。

渡辺徹は、結婚もおくさんの妊娠も山田邦子にまっさきに報告してくれたそうだ。

代わりに渡辺徹が山田邦子の結婚式の司会を引き受けてくれ、司会の練習をきちんとして結婚式に出席してくれた。

 

笑福亭笑瓶について

先日亡くなった笑福亭笑瓶に対しては「待っててね」と思ったと山田邦子は語る。

笑瓶が大阪から出てきた時も山田邦子を頼ってきた。事務所も同じだった。

全部の番組を笑瓶といっしょにやった。

当時忙しすぎて仕事に出かける気が乗らない山田邦子に対して、邦子が寝ている間に笑瓶はメイクまでしてくれたそうだ。

笑瓶という人はなんて優しい人だろう。

「笑瓶を悪く言う人はいない」というのは本当なのだろう。

笑福亭笑瓶の葬式では、師匠の笑福亭鶴瓶に気を遣ってあまり表に立たないようにしていたが、インタビューを受けていた山田邦子の様子が、あまりにもショックを受けていた感じだったので、テレビ放送後に知り合いから電話がたくさん来たそうだ。

瀬川瑛子が山田邦子に花が送ってきたほどだった。

今回の放送では、笑福亭笑瓶が高嶋政伸と映っていた写真が放映された。

笑福亭笑瓶は高嶋政伸と親しくしていたそうだ。意外な組み合わせである。

 

長唄について

山田邦子は20年前から長唄を始めたそうで、名取になったので現在、お弟子さんをとっている。

小学生・中学生に教えてみたいそうだ。三味線はまだまだ練習中。

長唄を通して日本文化を継承していきたいと山田邦子は語る。

 

まとめ

山田邦子は「唯一天下を取った女性芸人」といわれている。

山田邦子は一時期テレビを離れて、ラジオ等を中心に活躍していたが、また最近、テレビに登場するようになった。

話術が巧みな50代・60代の女性芸能人は本当に少ないので、山田邦子は希少価値がある芸人である。

先日徹子の部屋に登場したとき、やりたい放題で放送事故?と呼ばれた片岡鶴太郎もそうだが((徹子の部屋・視聴録)2022年12月21日(水)片岡鶴太郎)、80年代を一世風靡した芸人が最近はまた活躍しているのを見るのがちょっと嬉しい。

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(徹子の部屋・視聴録)2023年4月21日(金)山田邦子

(徹子の部屋・視聴録)2022年12月21日(水)片岡鶴太郎

(読書感想)老いては「好き」にしたがえ!(著者:片岡鶴太郎)