(読書感想)女と骨盤(著者:片山洋次郎)

ここのところ連日、片山洋次郎氏の著書を取り上げている。

以前も書いた通り、整体師が書いた本というのは読みにくいものが多いが、
片山洋次郎氏の文体はとても読みやすいので、ここで紹介している。
実際に片山洋次郎氏に施術してもらった経験はない。

本書「女と骨盤」の著者は、「骨盤にきく」の著者である片山洋次郎氏だ。

(読書感想)骨盤にきく(著者:片山洋次郎)

本書は、「骨盤にきく」を女性向けに特化した内容になっている。

生理・生殖・妊娠・出産・更年期・エイジングという項目分けされていて、
初心者でも分かりやすく書かれている。

特に更年期に関する記載は参考になった。

今後、更年期を経過するうえでの心構えになりそうだ。

 

更年期:2年間はお休みモード

本書によれば、
「女性は、40代から50代にかけての2年間、骨盤が大きくゆるんで体が脱力し、お休みモードになる」
そうだ。

更年期またはその前後で、身体に力が入らない時期が2年間あるらしい。

更年期で調子が悪くて困っている知り合いは、まさに今そういう症状が出ていて、
考えがまとまらなかったり、身体が動かなかったりするそうだ。

いつお休みモードになるのかは人によって異なるらしい。

閉経する前の40代でお休みモードに入る人もいるし、
閉経した後の50代半ばでお休みモードに入る人もいるそうだ。

わたしはすでに50代だけど、まだお休みモードに入った実感はない。

わたしの場合、閉経した後にいきなりお休みモードに急に切り替わるかもしれない。

 

更年期を過ぎると

若いうちはホルモンの波にのまれていたのが、
更年期を過ぎると、ホルモンの波に翻弄されることがなくなって、安定した生活を送れる、
と本書にある。

「更年期をうまく抜けると、人生で一番充実している時期がその後に到来する」そうだ。

以前、ニュートラルな私でも取り上げたとおり、
更年期を過ぎるとホルモンの波に翻弄されないから、子どもの頃に戻る感覚がする予感がする。

 

女と骨盤

著者:片山洋次郎
文春文庫
初版:2021年1月10日
出版社:文藝春秋

 

片山洋次郎氏の著作

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(読書感想)骨盤にきく(著者:片山洋次郎)

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