子育て環境は良くなったけど

そういえば、私のようなアラフィフ世代より上の世代は「寿退社が当たり前」「ワンオペ育児が当たり前」だった。

「ワンオペ育児」なんて言葉が出来た。

ワンオペ育児を堂々と非難できる今は、子育て環境は確かに良くなったと思う。

ただ、親にとっての子育て環境は良くなったけれども、子どもにとっての子育て環境は昔よりも格段に悪くなっている

 

公立小学校のひどさ

まず、公立小学校のひどさ。

次男が通う公立小学校をみてつくづく思う。

公立小学校は先生不足で人手が足りてなくて学校が全然、回っていない。

先生たちは忙しすぎる。

もうなんでもかんでも学校がやりすぎている。

学校でやることは今の半分で良いと思う。

こんな殺伐とした学校で勉強をしなくちゃいけない次男が気の毒だ。

公立小学校がこんな感じじゃ、私立小やインターナショナルスクールを選択する家庭が増えるのは当然だ。

 

保育園のひどさ

そして、保育園のひどさ。

保育園に預けやすくなったから、子育てする親にはいいかもしれないけれど、子どもにとってどうなんだろう。

保育園の数が増え、保育園出身の子が増えた。

子どもたちは長時間、有無を言わせず保育園に預けられている。

次男の学年では、保育園出身の子の中に意地悪な子が複数いる(もちろん保育園出身の全員が意地悪なわけじゃない)。

目と手が十分にかけられずに育って、愛着に問題があるのだろうか。

 

次男が通っていた幼稚園は気持ちが優しい子が多かったから、保育園出身の子との違いに正直、驚く。

長男は保育園に通っていたけれど、長男の学年は保育園出身でもキツくなかった。

おふざけが過ぎる小学生男子は多いけど、「ふざける」のと「意地悪」なのとはまた別だ。

 

確かに「保育園出身の子は荒い」という話は昔から言われていた。

保育園児だった私も「保育園出身=ダメ・バカ」だと決めつけられるのが嫌だった。

けれども、ケンカして、保育園出身のおふざけ男子Aくんが、同級生男子Bくんを口汚くコテンパンに罵っているのを実際に目撃して、どうしてそんなに意地悪なのか・どうして他人に対してそこまで優しくないのか、が、とても気になる。

「親にとって」の子育て環境は良くなっているのに「子どもにとって」の子育て環境はどんどん悪くなっている

「子どもにとって」の子育て環境が良くすることのほうがやっぱり大切だと思うのよ。