乳児を保育園に預けるときは慎重に
またもや保育園での悲しい事故が報道された。
認可外保育施設で生後4か月の男児死亡、世田谷区が調査へ…「うつぶせ寝」などへの配慮不十分か
生後4か月の赤ちゃんを亡くされた両親の悲しみはいかばかりだろうか。
自身の病気などでやむを得ず保育園に赤ちゃんを預ける人など世の中には色々な事情がある人がいるので保護者を責めるつもりは毛頭ないけれども、生後1年未満の赤ちゃんを預けなければならない状況、どうにかならないのだろうか。
乳児を保育園に預けるということ
私が保活で認可外保育所を見学したとき、生後3か月の赤ちゃんが預けられていたのを見た。
その赤ちゃんは寝ていたが、途中で起きて泣き出した。
でも、保育士の手が足りなかったので抱っこしてもらえず、しばらく泣き続けていたが、そのまま眠くなって寝てしまった。
家庭で育てられていたら、泣いたらすぐに抱っこしてもらえただろうと思うと、見ていてせつなくなった。
生後半年までは、まだまだ目が離せない。
保育園では、家庭に居るときのように、しっかりと目と手をかけてもらえるわけじゃないのだ。
今回の事件ではうつぶせ寝が問題視されているけれども、うつぶせ寝していなくても、吐瀉物を喉に詰まらせて窒息することだってある。
2023年は感染症が大流行した
私が保活で認可外保育所を見学したとき、生後3か月の赤ちゃんが預けられていたのを見た。
昨年(2023年)、小1の次男は感染症にかかりまくった。
次男は小学生なのに2か月に1回の割合で熱を出した。
インフルエンザ・コロナ・プール熱・溶連菌・感染性胃腸炎…2023年は数多くの感染症が流行した。
2023年4月からマスク着用義務がなくなり、小学校では感染症が流行りまくった。
近くの保育園や幼稚園でも感染症が大流行した。
過去3年間のマスク着用・アルコール消毒徹底の滅菌状態で過ごしたこどもたちは免疫が十分についていなかったので、マスクを外したとたん感染症になりまくったのだ。
昨年(2023年)に引き続き感染症が爆発的に流行するおそれがあるから、生後1年未満の子を保育園に預けるのは慎重になったほうがいい。今年(2024年)と来年(2025年)くらいまでは注意が必要だと思う。
乳児は重症化しやすい
保育園の小さい子たち(0歳1歳)が感染症になると重篤化することだってある。
乳児は「たかが風邪」と軽く見てはいけない。
実際、乳児が保育園でもらった風邪をこじらせて肺炎になって入院、という話はよく聞く。
生後1年未満の小さな子は自宅で朝、体調が悪くなくても、保育園で体調が一気に悪化することがあるのだ。
保育園0歳児クラス・1歳児クラスは運命共同体
保育園の0歳児クラス・1歳児クラスは運命共同体だ、と思う。
0歳児クラスや1歳児クラスで誰かひとり、感染症になるとたちまち、ほかの子たちにも感染する。
風邪が完全に治りきらない状態で子どもが登園すると、とたんにほかの子たちに感染してしまう。
「営業時間が短い保育園」を選ぶ
長男を保育園に預けた経験から正直に言うと、保育園を選ぶ際は「時短をとる保護者の割合が多い」・「営業時間が短い」保育園を選ぶことをおすすめする。
時短をとれる保護者のほうが余裕があり、体調が悪い子どもを無理やり登園させる可能性が低いと思うからだ。
そして、乳児にとっては保育時間が短い方が疲れにくく、体調が安定して風邪にもなりにくい。
集団生活は乳児にとって自分のペースで過ごせないので疲れるのだと、保育園に預けていた頃、乳児の長男を見ていて気付いた。
朝から夜遅くまで長時間保育をしている保育園に預けると、長時間保育にこどもが疲れてしまい体調が悪くなることがあるし、仕事が忙しい保護者が多く、こどもの体調が悪いのに無理して登園させる保護者が必ずいる。
「風邪を引くのはお互い様」とはいえ、解熱剤を使ってこどもの熱を無理矢理下げて登園させる保護者(そういう保護者が実際に居る!)がいると、風邪が蔓延する。
保育園の0歳児クラス1歳児クラスはまさに運命共同体なのだ。
保育園の0歳児クラスで風邪が蔓延して何度も熱を出すというつらい経験を長男にさせてしまった(0歳児を保育園に預けるということ・0歳児からの職場復帰・妊婦の保活)。
長男のようなつらい目に次男を合わせたくなかったので、次男は幼稚園に通わせた。