2歳児リトミック体験レッスンの感想
別の記事(2歳児リトミックの様子(その1))でも書いたとおり、我が家の2歳児(次男)は先月からリトミックを習っている。
次男がリトミックを習っている先生はダルクローズ国際免許を持っている先生だ。
長男も同じ先生に習っている。
だから我々は他のリトミック教室がどんなレッスンをしているかをよく知らない。
今年は、次男が通う幼稚園のプレ保育で親子リトミックのクラスがあると聞き、どんな内容のレッスンなのか知りたくて興味津々。
ウキウキしながら先日、次男と一緒にプレ保育のリトミックレッスンに参加した。
児童館でのリトミック教室
他のリトミック教室を知らないとはいうものの、以前、近所に住むママが児童館で無料で開催しているリトミックに参加したことがある。
その内容はというと、ふだん受けているリトミックレッスンとはほど遠いものだった。
まあ、タダだから文句はいえぬ。
タダだから子どもが楽しめればそれで良しとしなければならない。
リトミックらしいと思った場面は「音が止まったら動きを止める」「高い音のときは手を上に上げ、低い音のときは足を鳴らす」場面だけ。
あとはCDの曲をラジカセでかけて踊ったりと、即興演奏にはほど遠いものだった。
プレ保育でのリトミックの内容
リトミックの先生
最近は、幼稚園のプレ保育にもリトミックを取り入れている幼稚園が増えてきた。
ここ数年でリトミックが幼児教育にどんどん浸透してきた。
この幼稚園でリトミックを担当している先生はプレ保育の子どもたちだけでなく、この幼稚園に通う子どもたちのリトミックのレッスンを行っている。
このレッスンでは先生はおひとりでリトミックを教えている。
ただ、幼稚園の先生も補助としてリトミックのレッスンに参加している。
今回のリトミックレッスンの先生は音大を出てリトミックを勉強している若い方だった。
リト研にいる偉い先生について勉強されているらしい。
幼稚園のプレ保育での親子リトミックでは素人目に見ても先生のピアノは上手で、リトミックらしいレッスンだった。
子どもたちはおおむね楽しく参加できていた。
自己主張する2歳児
我が家の次男も、幼稚園のプレ保育でのリトミックに楽しく参加していた。
けれども、レッスンの最後の10分間くらいは飽きてしまったようで、「座る」と自ら言い出し、レッスンから外れて座っていた。
他にも飽きてしまった子どもが数名いた。
2歳児は集中力が続かないのだ。
でも、数名を除く残りの子どもたちは最後までリトミックに参加していた。
最後までリトミックに参加していた子どもたちは集中力が途切れないですごいなあと思った。
レッスンの内容自体がこどもたちを惹きつけるものだったからこそ、最後までたくさんの子どもたちが参加できていたのだ。
今回のプレ保育でのリトミックレッスンの内容は、手遊びや歌から始まって徐々にリトミックのレッスンにつなげていく、という流れだった。
プレ保育でのリトミックレッスン
プレ保育でのリトミックレッスンの内容は具体的に言うと、
・ピアノの曲に合わせて歩く・曲が止まると止まる
・ピアノの曲の高低にあわせて高い音低い音を聞き分ける
・ピアノの曲が速くなったり遅くなったりするのに合わせて歩く速度を変える
というように、2歳児リトミックとしては王道の内容だと思った。
ダルクローズ・メソッドとの違い
さて、次男が普段習っているリトミック(ダルクローズ・メソッド)の内容と、今回体験した幼稚園のプレ保育のリトミックの内容とでどこが違ったのかというと…「即興」かどうかだろう。
2歳児リトミックとしての内容自体は両者ともにそんなに違いはない。
即興性があるかないかだけが違う。
ダルクローズ・メソッドのほうが即興性が高いのだ。
幼稚園のプレ保育のリトミックの先生は、事前にきちんと準備(練習)してきた曲を弾いているという感じだった。
これに対して、次男が普段習っているダルクローズ・メソッドの先生は、子どもの気持ちを汲み取りながら、その場その場で何をやるかを決め、どんな曲がふさわしいかをその場で決めて弾く。
子どもたちも、思いを汲み取ってもらいながらレッスンが進んでいくほうが、レッスンが面白く感じるだろう。
もちろん、ダルクローズ・メソッドであるかないかを別にして、リトミック講師としての経歴の長さや即興が得意かどうかによっても、即興が上手かどうかは変わってくるのだろう。
ただ、ダルクローズ・メソッドを長年実践して来られた先生は、ご自分の引き出しにいっぱいフレーズが詰まっているみたいだ。
だからこそ子どもの反応を見ながら弾く曲を自由自在に変える実力があるのだと改めて感じた。
リトミックはセッションだ!
即興というと、長男が4歳ごろにリトミックの発表会で見せた表現を思い出す。
リトミックの発表会といっても、普段のレッスン内容を保護者にも見せるだけのものである。
そのリトミックの発表会で、リトミックの先生の曲に応答して長男がいきいきと走り回っていた。
ダルクローズ・メソッドを実践している先生が弾く曲はもちろん「即興」。
リトミックの先生と長男とでセッションをやっているような掛け合いが表現として素晴らしくて感動したのを覚えている。
リトミックはセッションなのだ。
まとめ
今回は、幼稚園のプレ保育で体験した2歳児親子リトミックの様子についてまとめた。
今後もいろいろなリトミック教室の体験レッスンを試しに申し込んで、体験レッスンを受けてみようと思っている。