0歳児からの職場復帰
以前、職場復帰後も授乳を続けて良かったと思う点という記事を書いた。
職場復帰後も授乳を続けて良かったと思う点にまとめた通り、職場復帰後も授乳を続けるメリットは大きいと個人的に思う。
けれども、授乳で体力をものすごく消耗するのも確かだ。
母乳に限らず、ミルクであっても夜間親が起きてミルクを調製して授乳しなければならない。
もちろん、夜寝る前にミルクを飲んで朝まで一度も起きない赤ちゃんもいるだろう。
けれども、たいがいはそんなことはない。
0歳児を育児していて朝までぐっすり寝られる母親は少ない。
0歳児を保育園に預けている母親は、職場復帰した後、夜間ぐっすり寝られない状態を続けながら仕事をしている人がほとんどだろう。
私も長男を育てている頃はそうだった。
産後1年くらいは体力が戻らないことを実感
私は、次男の出産時の帝王切開のとき、子宮筋腫を切除する手術をあわせて行った。
私が受けた手術については、子宮筋腫合併妊娠と出産(帝王切開)の記録にまとめた。
帝王切開前、臨月の頃に、手術時の大量出血に備えるため3回に分けて貯蔵血を採取された。
幸いなことに、手術時に大量出血しなかったので貯蔵血は廃棄になった。
私はもともと貧血ではなかったし、妊娠中も出産後も検査で貧血は確認されなかった。
けれども、頻回授乳していたせいか、貯蔵血をとったことも多少は影響しているのか、次男が生後半年の頃、ある資格試験を受けたときは、試験が終わったらどっと疲れた。
今まで資格試験の受験程度で疲れたことなどなかった。
今回の次男のお産とその後の育児でこんなにも体力が消耗していたんだなと実感して、かなりガッカリした。
ところが、その1年後にまた資格試験を受けたときはまったく疲れなかった。
その頃、次男は1歳半で授乳は続けていたけれど、栄養の大半を食事からとるようになっていた。
子どもが食事から栄養をとれるようになって授乳量が少なくなると、授乳による体への負担は少なくなるのだと実感した。
産後、体力が完全に戻るのに少なくとも1年くらいかかるのだと実感した。
結局何を言いたいのかというと
ということで、私が何を言いたいのかというと、産後、体力が完全に戻るまで時間がかかるということだ。
今は0歳児を保育園に預けて仕事に復帰する人が多い。
都市部では1歳児からの入園が激戦なので、0歳児から保育園に入らないと待機児童になるおそれがあるから、0歳児からの仕事復帰を希望する人が多い。
けれども、0歳児はまだ夜間の授乳が必要だったりする。
0歳児を保育園に預けて仕事復帰すると、夜間十分に睡眠をとれない状態で昼間仕事を続けることになる。
私自身が長男を0歳児から預けて仕事に復帰した経験からいうと、正直、体力に自信がない人には0歳児からの復帰は勧めたくないくらいだ。
せっかく育児休業という制度があるのだから、1歳児まで育休をとってから仕事復帰したほうが体への負担は少ない。
実際、私自身、長男が3歳になる頃には育児は少し楽になった。
けれども逆に、その頃に疲れがどっと出てしまった。
まあ確かに0歳児といっても1歳近くで保育園に入園するのと、3か月で保育園に入園するのとでは状況がまったく違う。
1歳近くになってから保育園に入園するのであれば、体力がかなり回復した状態で仕事復帰できる。
けれども、生後2か月・3か月だと、お産によるダメージがまだ回復していなくて、体はまだ元に戻っていない。
産後、体内の貯蔵血がもとに戻るまで1年はかかるともいわれている。
産後1年は無理をしないようにしたいものだ。
それでも、どうしても0歳児で保育園に預けて仕事復帰したい人はとにかくきちんと食べて・きちんと寝る(仕事が休みの日だけでもしっかりと寝る)・できれば時短をとることをおススメする。