(読書感想)女子校礼讃(著者:辛酸なめ子)【追記】共学校女子に対する誤解
先日、辛酸なめ子氏の著書「女子校礼讃」の読書感想を書いた。
「女子校礼讃」の中で、女子校女子と共学校女子の違いが挙げられていたけれど、「本当にそうか?」と思うことがあったので書いてみる。
誤解その1:共学校では、女子は常に男子の目を気にしている
共学校の女子が常に男子の目を気にしているといえば、そんなことはない。
そもそも思春期女子と思春期男子の精神年齢が違い過ぎる。
この点は「女子校礼讃」で中学受験塾関係者も指摘している。
思春期女子は、思春期男子に比べて段違いに大人だ。
多くの思春期の女子にとって、思春期の男子は幼な過ぎて恋愛対象にならない。
共学校に通って同じ教室で学んでいても、精神的に大人な女子にとってほとんどの男子は「石ころ」みたいなものだ。
誤解その2:共学校女子は、彼氏がいる人の割合が女子校女子よりも高い
これも誤解だ。
共学校女子は、彼氏がいる人ばかりではない。
ただ学校にもよると思う。
私立か公立か、付属校かそうでないかで男女交際している生徒の割合はだいぶ違うだろう。
上の誤解1で書いたように、共学校の場合、たとえ男子がいたとしても、思春期の女子にとって同い年の男子は幼な過ぎて恋愛対象にはなり得ないことが多いのだ。
モテ系女子校の女子のほうがモテる
共学校よりもむしろモテ系の女子校のほうが彼氏がいる割合がずっと高い。
たとえば「女子校礼讃」には東京女学館のOGの話が掲載されており、在学中に彼氏がいる率は3、4割だったという話が掲載されていた。
そんなに彼氏がいる率が高いなんて、本当にビックリだ。
わたしが通った公立高校では当時、彼氏がいる女子の割合は2割以下、15%くらいだったと思う。
わたしが通っていた公立高校では、彼氏がいたのはたいてい可愛い子か恋愛体質な子だ。
共学校では、女子にとって多くの男子が「石ころ」なのと同様、男子にとって多くの女子は「石ころ」なのだ。
誤解その3:共学校出身者は、男性の前だと態度がコロっと変わる
これも誤解だ。
男性の前で態度がコロっと変わるのは、共学校出身・女子校出身というよりも個人の性格によるところが大きいと思う。
誤解その4:共学校出身者は、男性との約束を優先する
これも誤解。本当に誤解だ。
これも共学校出身・女子校出身というより、個人の性格によるところが大きいと思う。
わたしは、女性との約束を反故にして男性との約束を優先させたことなどない。
まとめ
共学校出身者であるわたしからすると、共学校出身者というだけで「男性の前で態度がコロっと変わる」・「力仕事などの面倒な仕事を男性に任せる」・「男性との約束を優先する」と思わないでほしいなあ、と思う。
わたしは中学・高校時代の友人と今でも付き合いがある。
「女子校礼讃」には「女子校出身者は中高時代の友人が多い」と書かれていたけれど、共学校に通っても同性の友人はたくさんできるよ。
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