【大人ピアノ】独学でブルグミュラー25の練習曲を弾く(1)初級後半の壁はまだ感じない
昨冬から、独学で「ブルグミュラー25の練習曲」を練習し始めた。
今のところ楽しく順調に弾けている。
ブルグミュラー25の練習曲(全音楽譜出版社)
わたしの音楽歴
10代の頃、ピアノ以外の楽器の経験あり(読譜は得意)。
40代半ばまで、ピアノ練習歴なし。
40代の頃、1年ほどピアノ教室に通うが、次男出産によりピアノを中断。
50を過ぎてピアノ教室で習うことを再開し、今に至る。
現在、長男が「ブルグミュラー25の練習曲」を練習中のため、わたしも独学で「ブルグミュラー25の練習曲」を練習中である。
なお、わたしが通うピアノ教室では「ブルグミュラー25の練習曲」とは別の楽譜で練習している。
ピアノには「初級後半の壁」があるらしい
坂上酔狂さんのブログ(ゼロからでもピアノは弾ける)によると、ピアノには「初級後半の壁」があるらしい(ピアノ継続率(挫折率)の客観データ)。
有限会社シンフォニアのウェブサイトにも同様の難易度表がある。
坂上酔狂さんのブログによれば「初級後半の壁」は分厚く、およそ1/3の人が初級後半から中級に入るまでの間にピアノレッスンから脱落しているのではないか、とのこと。
「ブルグミュラー25の練習曲」では5番以降~が「初級後半」に相当する。
「ブルグミュラー25の練習曲」は良い楽譜だ
「ブルグミュラー25の練習曲」は本当に素敵な楽譜だと思う。
とにかく弾いていて楽しい。
「ブルグミュラー25の練習曲」をこんなにたくさんの人が弾いている国は日本だけ、という話を聞いたことがあるが、本当だろうか。
「ブルグミュラー25の練習曲」は子供が弾きやすいように短い音域で作られているのに美しく、しかも、練習曲なので1曲1曲に上達のねらいがあるのが良い。
大人ピアノ鉄則1:自分ができることを最大限活かす
大人は子どもと違い、長い人生の経験で培ったものがひとりひとり違う。
大人の場合、耳コピーが得意な人もいれば、読譜が得意な人もいるし、暗譜ができる人もいるし、暗譜が苦手な人もいる。
大人ピアノでは、各人ができることを最大限に活かしてピアノを練習するのが良い。
わたしの場合、ほかの楽器をやっていたので耳コピーが得意だ。
でも絶対音階がないので「ド」の音を聞いて「ド」だと認識できない。
わたしは「耳コピーができるので暗譜は得意」を活かして、プロが演奏したピアノ曲を聴いて耳コピーしてから楽譜を読む。こうすることで、耳コピーしたものと楽譜との整合性を図るようにしている。
大人ピアノ鉄則2:複数曲まとめて練習する
ピアノ教室に通っている場合、1~2曲を次のレッスンまで練習して仕上げていくのが普通だ。
ところが、初級後半から中級になると曲の難易度が上がる。
大人は仕事があり忙しいので1日2時間3時間と練習できないから、曲を仕上げるまで時間がかかる。
大人ピアノは「複数曲をまとめて練習し、時間をかけて完成度を高めていく」練習方法がいいと思った。
「ブルグミュラー25の練習曲」を練習し始めてからは、1曲をざっと仕上げたのち、何か月もゆっくりと時間をかけて繰り返し練習して完成度を高めている。
現在、ブルグミュラー25の練習曲1~6番を「同時に繰り返し練習中」だ。
毎日少しずつ少しずつ、美しく弾けるように練習している。
進捗状況(2024年1月)
現在、「ブルグミュラー25の練習曲」1~6番を練習中だが、わたしは今のところ「初級後半の壁」はまだ感じない。
確かに、1番(すなおな心)や2番(アラベスク)よりも、5番(無邪気)や6番(進歩)のほうが習得に時間がかかるが、今はまだ「ウッ難しくて手が動かない」ということはない。
「ブルグミュラー25の練習曲」は、後半に向かうにしたがって難易度が上がっていく楽譜である。
「初級後半の壁」が来るのは、いつだろうか。
大人ピアノ(まとめ)
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