皇族のホロスコープの共通点
当ブログでは今まで、昭和天皇以降の皇族のネイタル・チャートを取り上げてきた。
なお、当ブログでは妃殿下のホロスコープは取り上げていない。
その理由は単に、出生時間を皇族の方々のように正確に特定できないためである。
昭和天皇以降の皇族のネイタル・チャートを分析した結果、以下のような傾向がみてとれた。
(表中、黒字は0°、青字は60°・120°、赤字は90°・180°を示す。)
皇族のネイタル・チャートの特徴(その1)
海王星絡みのアスペクトが多い
昭和天皇以降の皇族のネイタル・チャートを見ると、
海王星絡みのアスペクトが多いことがわかる(上記の表)。
海王星をはじめとする外惑星は太陽から遠く離れていて公転周期も長いため、
ホロスコープ上での動きが遅い。
それゆえ外惑星同士のアスペクトについては、
同じ年代に生まれた人はみな同じであることも多い。
その点を勘案してもやっぱり、
皇族の方々のネイタル・チャートでは海王星絡みのアスペクトが多いと思う。
特に昭和天皇・上皇陛下・天皇陛下のネイタル・チャートでは、
海王星とDSC・IC・ASCなどが「合」であり、海王星による影響は大きい。
海王星は神秘的なもの・霊感・潜在意識を表す。
皇族の方々が海王星絡みのアスペクトを多く持つということはやはり、
天皇が祭祀王であることが影響しているのだろうか。
皇族のネイタル・チャートの特徴(その2)
冥王星・天王星絡みのアスペクトが多い
昭和天皇以降の皇族のネイタル・チャートを見ると、
海王星だけでなく、冥王星・天王星絡みのアスペクトも多いことがわかる(上記の表)。
つまり皇族の方々は外惑星絡みのアスペクトを多くお持ちなのだ。
振り返ると、昭和天皇も今までの慣習を破り側室を持たなかったし、上皇陛下も今までの慣習を破り民間人をお妃に迎え、乳母を置かずに美智子さまが手元でお子様方を育てた。
昭和天皇以降の皇族の方々が「破壊と再生」を表す冥王星・「変革」を表す天王星絡みのアスペクトを多く持つということは、これからの時代、当人が望むにせよ望まないにせよ、皇室の在り方について、なんらかの変更を余儀なくされるのかもしれない。
皇族のネイタル・チャートの特徴(その3)
土星絡みのアスペクトを持っている
昭和天皇以降の皇族のネイタル・チャートを見ると、
土星絡みのアスペクトを持っていることがわかる(上記の表)。
細かく見ていくと、
昭和天皇・上皇陛下・天皇陛下(徳仁親王)・黒田清子さんはいずれも、
土星と他の天体との「合」をお持ちである。
一方、秋篠宮皇嗣殿下・愛子さま・小室眞子さん・佳子さま・悠仁さまは、
土星と他の天体とのスクエア(90°)やオポ十ション(180°)というアスペクトを持っている。
昭和天皇・上皇陛下・天皇陛下・黒田清子さんは、
土星と他の天体が「合」=土星による勤勉さ・質実剛健さを「皇室らしさ」として
受け入れていたようにお見受けする。
これに対して、若い世代の皇族方は、
土星と他の天体が「スクエア・オポジション」=「皇室という存在が重荷だ」、
と感じていらっしゃる、ということだろうか。
昭和の時代ですら少しずつ変革を受け入れていた皇室だが、
今後はどのように変わっていくのだろうか。