7歳：ぴあのどりーむ５が終わった

2024年6月26日 2024年6月27日

mama

先日、ようやく、次男はぴあのどりーむ５を終わらせることができた。

長かった。。。

別の教本と２冊使いなので、ぴあのどりーむ５はあまり速く進まなかった。

ここだけの話…「もっとあっさりと修了してほしかった」。

「やっと１冊終わった」というのが正直な感想だ。

田丸信明編「ぴあのどりーむ５」

この頁の最後の表にまとめてあるが、ぴあのどりーむ５の収録曲は「ハ長調・ト長調・ヘ長調・二長調」の４つの調のみ。

ぴあのどりーむ５では、二長調の曲が後半にはじめて登場する。ぴあのどりーむシリーズでは「調は少しずつ学ぶ」という方針のようだ。

また、このぴあのどりーむ５ではじめて「16分音符」が登場する。

ぴあのどりーむ５では、収録曲27曲中でほかの作曲家の曲が19曲と、およそ７割がほかの作曲家の作品だ。

有名な曲が多く（エーデルワイス・アビニョンの橋の上で・かわいいオーガスティン・バッハのメヌエットなど）、弾いていてとても楽しい。

そして、ぴあのどりーむ５に収録されている田丸信明先生の曲も美しい響きのものが多い。

たとえば、二長調の曲「コスモスばたけ」は響きが美しいし、同じく二長調の巻末の曲「花のファンタジー」も可愛らしい。

「無理なく弾け、楽しい曲が多い」のがぴあのどりーむ５の特徴だ。

とはいえ、ぴあのどりーむ５の収録曲は、４分の３拍子＆左手伴奏「ズン・チャッ・チャ」の曲が多い。

正直言うと、表現という点でもの足りない感がある。難しいフレーズが少なくて弾きやすい曲が多いんだけれども、表現にもう少しバリエーションがあるほうが弾いていてもっと楽しい。

ぴあのどりーむ５では、後半になるにつれ、長い曲が増えてくる。

なかでも「おたんじょう日マーチ」と「小さなようせいのワルツ」の２曲はうんざりするほど「曲が長い」。リピート記号が登場するためである。

リピート記号を学ぶための曲なのはわかるが、この２曲はとにかく曲が長いので、弾いていると子どもが飽きてしまう。

無理にリピート記号の練習をしなくてもいいと個人的には思う。

無理にリピート記号を練習しなくても、ブルグミュラーを練習し始めればすぐに２番のアラベスクで短いリピートを経験できるのだから。

楽譜が多少読める大人初心者はまず「ぴあのどりーむ４・ぴあのどりーむ５・ぴあのどりーむ６の三冊を練習してからブルグミュラー２５の練習曲に進む」という手もある。

ぴあのどりーむシリーズは進度がゆっくりなので、大人初心者にも向いている。

幼児や小学校低学年向けだとされる「ぴあのどりーむシリーズ」だが、ぴあのどりーむ５の段階になれば、大人でも十分に満足できる教本だと思う。