父母会へのOBの介入
幼稚園の父母会
幼稚園には基本的に父母会がある。
幼稚園の父母会というのは学校のPTAとおんなじで「任意加入」という名目の実質「強制加入」であることが多い。
保育園の父母会
父母会の有無は園によって異なる
一方で、保育園の場合、父母会がある保育園ばかりではない。
父母会がない保育園も結構ある。
それに、理由はよくわからないが、歴史が長い保育園であっても、父母会があるところと父母会がないところがある。
実際、長男が通った公立保育園には父母会がない。でも、すぐ近くの公立保育園には父母会がある。
同じ地域内にほぼ同じ時期に設立された公立保育園なのに、一方は父母会があって、もう一方は父母会がないこともある。
保育園の場合、父母会の有無は公立か私立かに関係ないようだ。
なぜ・いつのタイミングでその保育園に父母会ができたのか、保護者はよく知らないことが多い。
父母会に加入しない保護者もいる
保育園の父母会の場合、幼稚園の父母会や学校のPTAよりも強制加入の度合いが多少緩い。
父母会への加入を拒否する保護者もいる。
長男が通った幼稚園で父母会の役員をしていたとき、事情がある保護者に父母会の意義を説明したり、父母会への加入をお願いしたりする仕事が結構大変だったことを思い出す。
父母会に加入する場合、会費を払わなければならない。
シングルの保護者や外国籍の保護者には父母会会費の負担は大きい。
そういうご家庭に対して父母会会費の負担をお願いするのは本当に気が引けた。
父母会による「催し物」
園の父母会の仕事として多いのが、縁日やお楽しみ会などの「催し物を開催すること」だろう。
保育園の場合、保護者が日中働いているため、催し物の準備はおのずと、平日仕事が終わってからや土日に行うことになる。
「子どもたちの喜ぶ顔を見たい」という意図で行われる催し物であることはわかっていても、仕事が忙しい保護者にとって平日夜や土日を使った準備は負担であることは確かだ。
長男が通っていた幼稚園の父母会での出来事
長男が通っていた保育園では、父母会が主催する行事がとても多かった。
父母会主催の催し物が年に数回あった。
催し物のたびに会場を借りたり、子どもたちへのプレゼントを用意したりと、父母会の役員になった保護者からは、父母会の仕事が大変すぎるという声が出ていた。
父母会の催し物を減らす決定をした会長は…
ある年、父母会の会長になった保護者が、父母会の仕事が大変すぎるという保護者の声を重くみて、思い切って「父母会の催し物を減らす」ことを決めた。
そうしたところ、催し物の縮小に反対する声が父母会役員OB達から出た。
そして、父母会の催し物を減らした元父母会会長を次年度以降役員にさせないよう、父母会役員OB達による根回し工作まで行われた。
そのとばっちりを受けたのが私だった。
すでに一度役員をやったのにも関わらず、元父母会会長を次年度以降役員にさせないよう、ほかになり手がいないからという理由で父母会の役員になってくれという打診があったのだ。
OB達による父母会への介入
父母会OB達は、父母会による催し物の開催を続けてほしかったのだろう。
けれども、現役の父母会役員の事情を無視して、ボランティア活動である父母会の仕事を押し付けるのはちょっとやりすぎたろう。
父母会の活動は、あくまでもボランティア活動。
父母会の活動なんて「できるときに・できることをやる」が基本だろう。
幼稚園の父母会ではもっと介入がある
以上、長男が通う保育園であった出来事を例にとり説明した。
けれども、次男を幼稚園に通わせていて、OB達から父母会への介入は幼稚園のほうが保育園よりももっと頻繁にあることがわかってきた。
父母会役員外しのための「根回し工作」が行われることもある。
こういった根回し工作を目の当たりにすると、本当、父母会活動なんて無くなってもいいよなとも思う。
これについてはまた別の機会にとりあげることにする。
PTAについて(まとめ)
役員決め
非加入問題
PTA活動あれこれ
【保護者会】グループ・ディスカッションはやめてくれ【PTA】