PTA「非加入」が増えている
こどもたちが通う学校を見ていると、ここ1、2年で「PTA非加入者」が急速に増えていると実感する。
以前は「PTA非加入」なんて公にできない空気が漂っていた。
こどもたちが通う学校ではPTA加入率はほぼ100%で、非加入者の存在は公にされなかった。
けれどもここ1、2年で「PTA非加入」を公言する人が増えている。
保護者会での役員決めで「わたしはPTA非加入ですからやりません」と公言する人が数人いた、と知り合いからも聞いた。
「PTA非加入者」の急増は、「PTAの加入は任意である」ことが周知されたことが大きいと思う。
これから数年でPTA加入率は大幅に減少していくだろう。
少なくとも今までのやり方を変えない限り、PTA加入率の低下は止まらないと思う。
私は「PTA加入率はある程度下がったほうがいい」と思っている。
そうしないと、PTAは今までのやり方を変えようと思わないから。
勇気がある人は、自らPTA会長になってPTAの改革をすることもできるだろう。でもその場合、PTA大好き(現状維持派)保護者と闘うことになる。
これがかなり体力を消耗する。
実際、現状維持派の保護者から改革派の保護者が嫌がらせを受けているのを目の当たりにしたことがある(父母会へのOBの介入)。
うんざりである。
PTA現状維持派の保護者の方々と闘って体力を消耗するよりも、PTA非加入者が増えれば、自ずとPTA業務の見直しをせざるを得ない。
「参加者が減ることで、自ずと組織の見直しを迫られている」のは少年野球と同じである。
PTAは少年野球(ミニPTAと暗喩される)と同じ構図で、PTAも少年野球も「会員減少」という同じような状況に立たされている。
たとえば、PTA内で業務を振り分けるのを止めて、行事の手伝いはサポーター制にすればいい。
そうすれば「業務を振り分ける」手間が省けるし、自発的に手伝いたい人だけが手伝うので不満は出ない。
長年なあなあで続いていたPTAは改革の岐路に立たされている。
PTAについて(まとめ)
役員決め
非加入問題
PTA活動あれこれ
【保護者会】グループ・ディスカッションはやめてくれ【PTA】