小室圭氏:説明不足の感は否めない
眞子さまと小室圭氏が10月26日に結婚する予定であることが、
宮内庁から正式に発表された。
合わせて、
眞子さまが複雑性PTSDと診断される状態にあることが、
宮内庁から発表された。
眞子さまが複雑性PTSDと診断された経緯として、
「自身や家族、小室氏やその家族に対する誹謗中傷が長期にわたってくり返し体験された結果である」
との説明があった。
記者が予め提出した質問に答えるだけの会見ならば、
精神的につらい状態の眞子さまが、
わざわざ記者会見に臨む必要はない。
小室圭氏がひとりで会見に臨めばよいのだ。
厳しい意見は「誹謗中傷」なのか
今回の宮内庁の発表で、
眞子さまのご結婚に関する様々な意見が、
総じて「誹謗中傷」と捉えられたとするならば、
とても残念だ。
SNSやヤフコメ等に掲載されているのは、
眞子さまと秋篠宮ご一家、小室圭氏とその家族を一方的に中傷する意見ばかりではない。
皇族の方々がいままで実践してこられた
「国民とともに歩む皇室」を敬愛するがこそ、
小室圭氏だけでなく、
秋篠宮家や眞子さまに対して厳しい意見を述べているコメントも多かったと、
わたしは思う。
ご結婚延期から3年以上もの間、
様々な事項について、とにかく「説明不足」だったという感は否めない。
もっと早い段階で、
詳しい説明が宮内庁から公式に発表されていたのならば、
これほどまでに厳しい意見が出続けることはなかったし、
眞子さまを精神的に追い詰めることもなかったと思う。
詳しい説明が早期に公式発表されていたら、
事態は変わっていたと思われるもののひとつが、
小室圭氏の「フォーダム大学への留学と奨学金にまつわる疑惑」だ。
「プリンセス・マコのフィアンセの小室圭氏」という見出し
2018年に突如、
フォーダム大学のウェブサイトに
「日本のプリンセス・マコのフィアンセの小室圭氏がフォーダム大学ロースクールに入学」
が掲載された。
これに対して宮内庁が
「納采の儀を行っていないので婚約者(フィアンセ)ではない」として、
フォーダム大学に訂正を申し入れる事態となり、
これを受けて、フォーダム大学側は
「プリンセス・マコのフィアンセ」という表現を記事から削除した。
この時点で、
・日本の法学部を卒業しておらず、日本の司法試験に合格していない小室圭氏が、なぜフォーダム大学に入学できたのか、
そして、
・100人にひとりしか受給できないといわれる、返済義務のない奨学金を小室圭氏がなぜ取得できたのか、
がネット上で大きな話題になった。
確かに、
法学部卒業ではない・日本の弁護士資格もない・輝かしい職歴もない、小室圭氏が、
100人に1人といわれる奨学金を受給できるのはおかしい、
と言われても仕方がないだろう。
多額の学生ローンを背負って通っている、
ロースクールの学生がアメリカには沢山居る。
フォーダム大学とて例外ではないだろう。
多額のローンを抱えて勉学に励む苦学生たちは、
奨学金受給により学費を全額免除された小室圭氏をどう思うのだろうか。
もし小室圭氏が「眞子さまの婚約者」である立場を利用してフォーダム大学に入学し、
しかも返済不要の奨学金まで獲得したのならば、
皇室が、皇室の一員ではない特定の個人に便宜を図ったことになる。
皇室が特定の個人に便宜を図ることは憲法第88条に違反すると、
ジャーナリストの岩田太郎氏は述べている。
早期対応していれば、事態は変わっていたかもしれない
この時点で、おそらく宮内庁は調査していたと信じたい。
もし小室圭氏が「眞子さまの婚約者」であることを主張して
フォーダム大学に入学し、しかも返済不要の奨学金を得たのならば、
小室圭氏側に注意喚起し、
フォーダム大学と協議したうえで、
宮内庁は早い段階でなんらかの対策を打てただろう。
そして、小室氏に対する眞子さまの見方も変わっていたかもしれない。
でも、もし眞子さまそして秋篠宮家が、
小室氏の行為は憲法に違反する行為だと知っていて黙認したのならば、
弁解の余地はない。
一方で、
小室圭氏が「眞子さまの婚約者」という立場を利用して大学に入学した事実がないのならば、
その時点で、
宮内庁は「小室圭氏は眞子さまの婚約者であることを利用して大学に入学した形跡はない」
とはっきりと発表すればよかったのだ。
そうすれば、
「小室氏のフォーダム大学入学・奨学金取得は皇室利用ではないか?」
とこれほど騒がれることはなかったし、
眞子さまがこれほど精神的に追い詰められることはなかったはずだ。
特別な便宜が多すぎる
フォーダム大学入学にまつわる疑惑のほか、
ビザ取得から就職・警備・住居探しに至るまで、
内親王の婚約者という立場から小室圭氏に特別な便宜が図られた可能性がある事項が多すぎる。
このような諸々の事項(疑惑)を、
「眞子さまの心を守るため」という名目でうやむやにしたまま、
ご結婚の準備が進むのだろうか。
それでは、国民の心を余りにも蔑ろにしていないか。
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