小室圭さんのおかげ
「国民総小姑」と化して、国民総出で見守り続けてきた秋篠宮眞子内親王のご結婚問題。
近く、ご夫婦そろって渡米する予定とのこと。
秋篠宮眞子内親王の婚約発表から、降嫁して小室眞子さんになるまでの約4年間、国民は親戚のおばちゃんのように、眞子さんのことをずっと心配し続けてきた。
それなのに、国民の意見=誹謗中傷とみなされてしまったからには、今回の件はせめて「今まで知らなかったたくさんのことを勉強させてもらった」と思いたい。
思い返せば、小室圭さん問題を介して、その分野に精通している人でなければ知らなかったことをたくさん知ることができた。
たくさんのことを勉強させてもらったのは、小室圭さんのおかげである。
小室圭さん問題を介してどんなことを勉強させてもらったのか、振り返ってみる。
アメリカの弁護士制度に詳しくなった
日本生まれで日本に住んでいる人は、アメリカの弁護士制度を知る機会など、普通はない。
それが小室圭さんのおかげで、
・米国弁護士になるためには、どんな学校で学べばよいのか
・米国弁護士になるためには、どんな試験を受けるのか
・アメリカのロースクールの学費はいくらか
・アメリカのロースクールにはLLM・JDというコースがあること
を日本に居ながら知ることができた。
分かったところで米国弁護士になれるわけじゃないけど、もしかしたら、子どもや孫が米国弁護士になりたいと言い出したときに、役に立つかもしれない。
アメリカの大学の学費が高いこと
小室圭さんが通っていたフォーダム大学のロースクールの学費は1年間で約600万円だと報道された。
フォーダム大学の学費が米国大学のなかで特に高いわけではない。
アメリカの名門大学と呼ばれる大学では通常、学費は1年間で700万円くらいはするところが多い。
小室圭さん問題を介して、「アメリカの名門私立大学の学費は、日本の私立大学の平均的な学費と比べて4~5倍高い」ということを知ることができた。
昔よりは学費が高くなったとはいえ「学費」において日本という国はまだまだ恵まれているのだ。
インターナショナルスクールにはピンからキリまでいろいろあること
インターナショナルスクール出身の小室圭さんの報道を見て、インターナショナルスクールにはピンからキリまでいろいろあることがわかった。
50年以上の伝統があり、広い敷地を有し、東大や海外の名門大学に卒業生を送り出す老舗インターから、校舎が雑居ビルにあるインターまで、インターナショナルスクールというのはピンからキリまで色々だと知った。
また、深い学びを追求できるインターから、先生がどんどん入れ替わり授業はプリント学習がメインだというインターまで、インターナショナルスクールの授業のレベルも色々だと知った。
特に名門インターナショナルスクールに入学するとなると、有力者からの「ご紹介」があったほうがよいらしい。
そう考えると、数年前にお亡くなりになった有名俳優のお孫さんや、男性アイドルと女性アイドルを両親に持つ姉妹が名門インターナショナルスクールに通っていたということは、ご本人も親御さんも頑張っていらっしゃったのだろう。
もしわたしが選ぶならば、老舗の名門インターナショナルスクール一択だ。
でも残念ながら、そんな名門インターに我が子を通わせられる通える財力は私にはないけれど。
受験を経験しないと社会人になってから資格試験に苦労すること
小学校から大学院まで一度も受験らしい受験をしたことがない小室圭さん。
やんごとなき方には受験は必要ないかもしれないが、一般市民にとって受験は通過しなければならない関門である。
小室圭さんは、学年にひとりの奨学金をもらったり、論文コンペで優秀な成績を収めたりしていたにも関わらず、NY州司法試験を「不合格」になった。
小室圭さんのように受験を経験してこなかった人は、資格試験に苦労する傾向があることが改めてわかった。
受験も資格試験も「慣れ」が大切らしい。
まとめ
一般市民として地味に生活していれば、米国弁護士とかインターナショナルスクールとか海外留学といったキラキラした話題に触れることはない。
だから、「米国弁護士」とか「インター出身」とか「海外留学経験者」という肩書だけで人を判断してはいけないとの教訓が得られたのは小室圭さんのおかげである。
ただ最後に一言。
経済的に困窮している優秀な学生がもらうべき奨学金を理由なく横取りするような、民間人のチャンスを奪うようなことはしてほしくなかったな。